小湊鐵道、上総大久保の夫婦銀杏は...(5=最終回)

昨年は身の回りにいろいろなことが起こって。
人のことが羨ましかったり、あるいは、他人からうらやましがられたり...。職場や趣味が同じであっても、生きている環境や境遇はそれぞれみんな異なるもの。周りが羨むような生活をしている人だって、他人には分からない重大な問題を抱えて悩みながら生きているのかもしれないし、その逆もまた然り。

そう考えると、あらゆる人は「±0」で生きているのかもしれないなぁ...と。
野球などで言われる「ピンチの後にチャンスあり」というのは、ある意味、それと同じ事なのかもしれない。

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【2024年12月1日13時14分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

それは、“出撃”中もそう。写真を撮りに行っても、思わずガッツポーズが出るような1枚を撮ったら、その後、とんでもない目に遭ったり。

この日は、16時に五井駅に戻ってカレーを食べて、総武線直通快速で帰ろうと思っていたのだが...
……  ……

2024年12月1日(日)晴れ

夕陽が雲をほんのりオレンジ色に染めて。

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【2024年12月1日16時28分】 小湊鉄道線・五井駅

既に五井機関区の周辺には陽射しは無く、駅付近は薄暗くなってきている時間帯。
1年で最も日の入りの早い時期である。最後まで残った僅かな光が銀色のレールとキハの屋根を少しだけ照らしていて。

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【2024年12月1日16時28分】 小湊鉄道線・五井駅

そこに、先ほど乗ってきたキハ200形の3両編成が入庫するのだった。

さて、先ほどキハで五井駅に到着したときからイヤな予感はしていたのだった。

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【2024年12月1日16時29分】 小湊鉄道線・五井駅付近

そう、「こみなと待合室」はこの日、時短営業だったのである。16時までで閉店しており。う~ん...

千葉ゆき電車は16:26発、すでに発車しており、ちょっと時間が空いてしまったので、ここから五井機関区を1周してみることに。

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【2024年12月1日16時31分】 小湊鉄道線・五井機関区付近

キハ208号機や駅舎など、12月のイルミネーションは小湊鐵道の恒例行事のようになりつつあり。
100年前の開業当初に活躍した蒸気機関車たちにもイルミネーションが。

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【2024年12月1日16時33分】 小湊鉄道線・五井機関区付近

五井踏切のところまで行ってみれば、検査が済んで後は運転再開を待つだけになってきたキハ40 4号機の姿。しばらく前、この車輌が秋田からやって来て間もない頃に撮影会で伺った話では、いつまで男鹿線色を維持するかは分からない...というお話だったが、今回は男鹿線色のままキレイな車体を取り戻しており。

もうあと数年はこの姿を楽しめるのだろうか。

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【2024年12月1日16時44分】 小湊鉄道線・五井駅

五井駅に戻れば17:10発の第25A列車がスタンバイ。まだ17時台だが、里見~上総中野間の最終列車でもあって。この日はキハ40形の2両編成、
日中、観光急行として走った2両である。

さて、このとき、五井駅の内房線ホームには繰り返し、駅員さんのマイク放送が。

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【2024年12月1日16時53分】 内房線・五井駅

17:03発の総武快速・久里浜ゆきは10分以上の遅れが生じる見込みで、そのため、後の「新宿さざなみ」号を先行させると。そのため、東京方面へは千葉ゆきローカルで先行して、千葉駅から総武快速に乗り継ぐように...と。
それに従って、16:54発の千葉ゆき。でも、千葉駅で接続する総武快速は無く...

千葉駅で、その「新宿さざなみ」号を先行させた後、その、遅れていた君津始発の第1612F列車が11分遅れの17:33発で接続。
どうやら遅れの原因は総武快速線内での線路内人立入りで、そのため、折返しに遅れが生じていた模様。17:29発の千葉始発の東京ゆきと隣同士のホームから同時出発、駅構内ハズレのポイントのところで、そちらを待たせて。
少しだけ遅れを取り戻して、18時過ぎに馬喰町駅に到着したのだった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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