小湊鐵道、上総大久保の夫婦銀杏は...（４）
年末年始のご挨拶などで2日間ほどお休みをいただいていた、この話題。
何年ぶりだろうか、同じ場所で同じ構図で撮って。陽射しがなくて暗い写真を撮って...、その悔しさ。
その“リベンジ”を果たすことができたのは12月1日のことだった。
【2024年12月1日14時31分】 小湊鉄道線・上総大久保－月崎
2024年は「房総里山トロッコ」の機関車故障もあって、キハ40形の「観光急行」が設定されたのも幸いした。
結局、トロッコの“復活”後も「観光急行」の運転は継続し。キハの撮影機会が増えたからこそ、夫婦銀杏の下でキハの姿を撮ることができたのである。
そういえば、2025年シーズン、1月の“恒例行事”となっているヘッドマーク付きキハの話題が出てきていないような気がする。
近々、撮りに行きたいと思っているのだが...
そんなわけで、師走に入ったばかりの頃の小湊鐵道撮影記を。
…… ……
2024年12月1日（日）晴れ
里見－上総中野間は1閉塞、つまり、1本の列車しか入線することができない。
だから、上り「急行４号」を撮ったら、まずは下り列車が1本、その折返しの五井ゆきで帰ることになるのは必然の流れ。
「急行４号」の通過から1時間弱、15:19発の第26A列車まで待たないと...
でも、その前に下り第19A列車が通過する。これを撮って...、その撮り方がまとまらなかった。
【2024年12月1日14時45分】 千葉県市原市大久保付近
まずは休憩がてら県道まで出てみたのだった。
6月の大雨による土砂崩れ、そのため、この上総大久保の集落を過ぎて養老渓谷に至る区間が通行止めになっていた。
県道大多喜君津線である。年末に片側交互通行の形で復旧したが、それでも半年間、県道も不通。養老渓谷にとっては行楽シーズンにかかっているのに...である。
さて、最近では蒸機のイラストが入った踏切標識も見かけなくなった。
電車のイラストに変わっていった訳だが、この上総大久保駅のところにあるものは...
【2024年12月1日14時45分】 千葉県市原市大久保付近
その、一般的な“電車タイプ”かと思いきや、よく見ればパンタグラフが無くて上部がスッキリした“キハ・バージョン”だったのである。
あまり見かけない...というか、普段、あまり気を付けて見ていなかったので驚いてしまった次第。意外と多いものなのか??
山間にある上総大久保の周辺、この時期、14時を過ぎると“釣瓶落とし”というコトバがピッタリなような...。刻一刻と黒い影がのびてきて周囲の薄暗い領域が拡大していくのである。
第19A列車は、銀杏の下で撮ろうと決めたのだが...
【2024年12月1日15時02分】 小湊鉄道線・月崎－上総大久保
銀杏の木は上の方だけが金色に輝いていて。
でも、大半の部分は影の中。ただ、向こう側に小さく配したキハは夕方の太陽の光を浴びて“ギラリ”輝いてくれた。
いや、とはいえ、自分の中ではこの構図は“正解”だったのか...
この地の「夕方の情景を表現したもの」と言うこともできるが、写真としては銀杏の木の半分以上が影に入っているのは...
【2024年12月1日15時02分】 小湊鉄道線・月崎－上総大久保
銀杏の木は諦めて望遠で車輌をアップにして切り抜けば、こんな感じで“ギラリ”しているキハの姿を捉えることもできたはずで。
ということで、上のカットをトリミングしたのがこの1枚。
写真撮影というのは、こういう“究極の二択”を迫られることが多いような気がする。まぁ、銀杏に固執しすぎたような...。毎度毎度の反省と後悔、これが撮影センスのなさと言うことなのだろうが。（それでも撮り続ける!!）
【2024年12月1日15時18分】 小湊鉄道線・上総大久保駅
愚痴ばかり言っていても仕方が無い。
お昼の「急行３号」「急行４号」では、確かに“収穫あり”だった。念願の構図で撮影できたことは、大きな成果だったといって良いと思う。
そんなことを考えながら、すっかり暗くなってきた上総大久保駅。15時は、じゅうぶん夕方なのである。
【2024年12月1日16時24分】 小湊鉄道線・五井駅
この日、キハ200形は終日、3連運用だったようで。朝、ココまで乗ってきたのと同じ編成。
こんどは先頭のキハ205号機へ。この車輌、ぬぁんと暖房故障。ダウンコートを着たままでちょうど良い車内だった。五井駅には16:20着。
【2024年12月1日16時25分】 小湊鉄道線・五井駅
いったん改札を出て、いつもの跨線橋へ。
増結運用になっているためか、機関区で休んでいるキハは少なく。キハ40形も休んでいるのが冬らしい光景だろうか。
【2024年12月1日16時27分】 小湊鉄道線・五井駅
ここまで乗ってきた3両編成はこのまま入庫となるみたい。
その姿を撮って... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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何年ぶりだろうか、同じ場所で同じ構図で撮って。陽射しがなくて暗い写真を撮って...、その悔しさ。
その“リベンジ”を果たすことができたのは12月1日のことだった。
【2024年12月1日14時31分】 小湊鉄道線・上総大久保－月崎
2024年は「房総里山トロッコ」の機関車故障もあって、キハ40形の「観光急行」が設定されたのも幸いした。
結局、トロッコの“復活”後も「観光急行」の運転は継続し。キハの撮影機会が増えたからこそ、夫婦銀杏の下でキハの姿を撮ることができたのである。
そういえば、2025年シーズン、1月の“恒例行事”となっているヘッドマーク付きキハの話題が出てきていないような気がする。
近々、撮りに行きたいと思っているのだが...
そんなわけで、師走に入ったばかりの頃の小湊鐵道撮影記を。
…… ……
2024年12月1日（日）晴れ
里見－上総中野間は1閉塞、つまり、1本の列車しか入線することができない。
だから、上り「急行４号」を撮ったら、まずは下り列車が1本、その折返しの五井ゆきで帰ることになるのは必然の流れ。
「急行４号」の通過から1時間弱、15:19発の第26A列車まで待たないと...
でも、その前に下り第19A列車が通過する。これを撮って...、その撮り方がまとまらなかった。
【2024年12月1日14時45分】 千葉県市原市大久保付近
まずは休憩がてら県道まで出てみたのだった。
6月の大雨による土砂崩れ、そのため、この上総大久保の集落を過ぎて養老渓谷に至る区間が通行止めになっていた。
県道大多喜君津線である。年末に片側交互通行の形で復旧したが、それでも半年間、県道も不通。養老渓谷にとっては行楽シーズンにかかっているのに...である。
さて、最近では蒸機のイラストが入った踏切標識も見かけなくなった。
電車のイラストに変わっていった訳だが、この上総大久保駅のところにあるものは...
【2024年12月1日14時45分】 千葉県市原市大久保付近
その、一般的な“電車タイプ”かと思いきや、よく見ればパンタグラフが無くて上部がスッキリした“キハ・バージョン”だったのである。
あまり見かけない...というか、普段、あまり気を付けて見ていなかったので驚いてしまった次第。意外と多いものなのか??
山間にある上総大久保の周辺、この時期、14時を過ぎると“釣瓶落とし”というコトバがピッタリなような...。刻一刻と黒い影がのびてきて周囲の薄暗い領域が拡大していくのである。
第19A列車は、銀杏の下で撮ろうと決めたのだが...
【2024年12月1日15時02分】 小湊鉄道線・月崎－上総大久保
銀杏の木は上の方だけが金色に輝いていて。
でも、大半の部分は影の中。ただ、向こう側に小さく配したキハは夕方の太陽の光を浴びて“ギラリ”輝いてくれた。
いや、とはいえ、自分の中ではこの構図は“正解”だったのか...
この地の「夕方の情景を表現したもの」と言うこともできるが、写真としては銀杏の木の半分以上が影に入っているのは...
【2024年12月1日15時02分】 小湊鉄道線・月崎－上総大久保
銀杏の木は諦めて望遠で車輌をアップにして切り抜けば、こんな感じで“ギラリ”しているキハの姿を捉えることもできたはずで。
ということで、上のカットをトリミングしたのがこの1枚。
写真撮影というのは、こういう“究極の二択”を迫られることが多いような気がする。まぁ、銀杏に固執しすぎたような...。毎度毎度の反省と後悔、これが撮影センスのなさと言うことなのだろうが。（それでも撮り続ける!!）
【2024年12月1日15時18分】 小湊鉄道線・上総大久保駅
愚痴ばかり言っていても仕方が無い。
お昼の「急行３号」「急行４号」では、確かに“収穫あり”だった。念願の構図で撮影できたことは、大きな成果だったといって良いと思う。
そんなことを考えながら、すっかり暗くなってきた上総大久保駅。15時は、じゅうぶん夕方なのである。
【2024年12月1日16時24分】 小湊鉄道線・五井駅
この日、キハ200形は終日、3連運用だったようで。朝、ココまで乗ってきたのと同じ編成。
こんどは先頭のキハ205号機へ。この車輌、ぬぁんと暖房故障。ダウンコートを着たままでちょうど良い車内だった。五井駅には16:20着。
【2024年12月1日16時25分】 小湊鉄道線・五井駅
いったん改札を出て、いつもの跨線橋へ。
増結運用になっているためか、機関区で休んでいるキハは少なく。キハ40形も休んでいるのが冬らしい光景だろうか。
【2024年12月1日16時27分】 小湊鉄道線・五井駅
ここまで乗ってきた3両編成はこのまま入庫となるみたい。
その姿を撮って... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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