小湊鐵道、上総大久保の夫婦銀杏は...(3)

いよいよ2024年も残すところ、あと2日になって。
年末にもう一度、小湊キハを撮りに行こうと画策していたのだが、それは叶わず。

結局、12月20日の阪堺電車が今年最後の趣味活動となってしまったのである。さらに、年始の“出撃”も“構想”はしているのだが具体化はしておらず。
(ここに書いていない事も含めて)趣味活動ではなく、自分自身の生活のアレコレが、いろいろと重なってしまった年末なのである。
1ヶ月前までは“まさか”だったことが続けて起こって。それを受けて、年明けから仕事でも大きな変化が。

そんな年末年始なのである。

ということで、今年の通常の記事もこれが最後。
明日の大晦日と、元日はご挨拶だけにとどめて、1月2日からこのシリーズの続きを...と考えている。

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【2024年12月1日13時50分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

それでは、小湊鐵道撮影記の続き。

念願かなって、上総大久保駅の夫婦銀杏とキハを絡めることができたのは12月1日のことだった。
キハ40形の「急行3号」「急行4号」の時間帯が銀杏に一番キレイに光が回りそうな気がしたのだが...
……  ……

2024年12月1日(日)晴れ

キハ200形の3両編成と黄金色に輝く午後の夫婦銀杏を撮ることができて。
続いて、この列車が里見駅で交換する下り列車が、第591A列車「急行3号」なのだが...
だんだん光が回り始めた...と思っていた矢先、隣でカメラを構えていた方と。

「銀杏の真下に誰か居ますね!!」
気を付けてファインダーを覗けば、確かに銀杏の木の真下にカメラを持った人が立っていて。こういうときは、“優先権”というか、先に来てカメラを構えている人が居たら、その邪魔にならない場所に立つ...のが、撮る者としての基本的な“マナー”だと思うのだが。しかも、こちらから撮るとキレイに光が回っている...ということは、銀杏の下から上総大久保駅に進入してくるキハにカメラを向けたら逆光になるわけで。

隣にいた男性、その銀杏の木の下の人に移動をお願いしに出向いたのだが...

「どうしても、今度の下りを撮らせてくれ、と聞いてくれなくて...」
う~ん、仕方ない。こちらが場所を変えるしかなくなって。

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【2024年12月1日13時50分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

月崎駅を出て「のだっぽり」を通過したキハは大久保隧道を抜け、県道の踏切を過ぎると築堤の雄大な大カーブを過ぎて。
ちょっとした茂みを抜けたところが上総大久保駅。その茂みのところ、線路沿いまで近づくことができて。

カーブを曲がってくるキハの姿を“正面ドカン!!”で撮ろうと構えたら、「急行3号」の直前になって、線路沿いの畑で農家のおじさんが野焼きを始めて...
視界は煙で真っ白...、<撮り鉄>の世界で言う「バルサンされた」状態になってしまい。

急遽、“回れ右”。上総大久保駅に進入していくキハの姿を後追いで撮ったのが、この1枚。想定外のカットだったが、まさに「結果オーライ!!」。
キハ40 2号機の「急行」幕、そして、幌付きの厳しい表情。そこに午後の太陽の光が...、向こうには黄金色の銀杏。

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【2024年12月1日13時50分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

時刻表上は通過だが、踏切機の遮断時間などの関係か、上総大久保駅にも「観光急行」は一瞬だけ停車する。

そんなキハ40形の後ろ姿をアップで。

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【2024年12月1日13時51分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

引けば銀杏の木も入れられたのだが、ちょうど樹の下に駐車車両が見えており。

そして、いよいよ。最後の「急行4号」は14時半の通過である。

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【2024年12月1日14時31分】 小湊鉄道線・上総大久保-月崎

今度こそは...のこの構図。

こういう画の場合、画角をどうするべきか最後の最後まで悩んでしまう<変態鉄>。
ホントは、もうちょっとワイドに構えたのだが、撮った写真を見ていると、このくらいにした方が良かったような...
トリミングで左側をカットした1枚。

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【2024年12月1日14時31分】 小湊鉄道線・上総大久保-月崎

そして、現地で狙ったのはこちらの構図だった。

キハがもうちょっと駅を離れてから、ちょっとサイドがちに。
キハの車体にも光が回っており、そして、銀杏にも。すでに後ろの斜面の影が迫ってきている時間帯ではあったが、それでも狙った1枚が撮れたという満足感があった。

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【2024年12月1日14時32分】 小湊鉄道線・上総大久保-月崎

急いで三脚からカメラを外して、手持ちで築堤の大カーブをゆく姿を後追いで。
後ろ側のタラコ色のキハにも、ちゃんと光が回っているのが何とも嬉しいところ。

これにて、この地での撮影は一通り終了。

次の第19A列車もこの場所で撮ることは可能だが、たぶん、銀杏の木が影に入ってしまうタイミングでやってくるはず。
「銀杏とキハ」、この日、最大のテーマは十分、達成しており。第19A列車は、テキトーに築堤上をゆく姿を撮って締めくくろうと、いったんカメラをしまって。

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【2024年12月1日14時41分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

駅の向かい、旧白鳥小学校に向かう坂道のあたりで銀杏を。
だんだん手前の影が伸びてきて、まもなく銀杏の木の周囲も暗くなってしまうのだが...

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【2024年12月1日14時43分】 小湊鉄道線・上総大久保駅付近

線路の向こう、県道沿いの斜面では木々の紅葉が始まっており。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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