小湊鐵道、上総大久保の夫婦銀杏は...(1)
小湊鐵道沿線には大きな銀杏の木が何本かあって。代表的なのは、上総久保駅前と上総大久保駅前、それから上総鶴舞駅前だろうか。
線路にも近く列車と絡めて撮ることができる。見頃はどこよりも遅く11月下旬、ちょうど大相撲九州場所が行われている頃だろうか。
数年前、欲張って、上総久保駅前で撮ってから上総大久保駅前に移動して...
でも、山間にある小さな駅。この時期になると日が傾いて薄暗くなるのはかなり早く、銀杏の木も上総大久保の駅の周囲も14時になると陽射しがなくなって。せっかく撮りに行って、悔しい思いをしたのだった。
「よしっ!! 来年こそ!!」と思ったのだが、それがそれほど簡単なものではなかった。
銀杏が見頃となる時期は、自分の仕事が忙しくなる時期と重なっていて、かつ、公休日が晴れるとは限らないわけで。
さらに...
ここ数年、夏場に大きな台風が来ることが多く、そうなると、房総半島では海水の塩分を含んだ風が吹き付けるからか、そういう年は銀杏の葉の色づきが悪いとされ。なかなか、撮りに行く機会がないままに時間が経過したのだった。
そして...
今年、いよいよ、そのチャンスが。予想より少し遅れて12月1日頃が見頃になりそう。SNSをチェックしているとそのあたりの状況も手に取るように...
ただ、房総のキハを撮りに行こうと思っても「最大の敵」は自分なのである。ヒコーキやホテルを予約して出かける場所でない分、朝起きるのが辛くて、当日になって中止...というのは、これまで数知れず。

【2024年12月1日7時39分】 中央線・新宿駅
ということで、前夜、意を決して「えきねっと」の画面へ。
チケットレス特急券を予約したので、「もう、行かないわけにはいかない!!」、11月最後の夜は決意を固めて眠ったのだった。
…… ……
2024年12月1日(日)晴れ
6時に起床、いや、やはり寒いのである。
何とかベッドから這い出して。寒さに耐えながら着替えたら7時の井の頭線。

【2024年12月1日7時32分】 中央線・新宿駅
新宿駅に着いたのは7時半ごろだっただろうか。
埼京線ホームから姿を現したのは253系。東武日光ゆきの特急「日光21号」だろうか。
慌てて撮ったので、カメラの設定もテキトーで...。

【2024年12月1日7時36分】 中央線・新宿駅
それと入れ替わりに、E257系編成が入線してきた。
ホーム自体は、仕事での移動でよく利用する中央快速線ホームだが、やはり、特急型電車が来ると普段の仕事のときとは気分が違うのである。
辛抱強くホームで待って撮ったのが冒頭のカット。この日は「回送」表示をなかなか「新宿さざなみ」に変えてくれない乗務員さんだった。
この日の車両は、モハE257−505号車、新宿から乗り込む人は少なかったが、錦糸町、船橋...と停車駅ごとにまとまった乗客、千葉駅で大半の席が埋まって。短距離利用の用務客が少々とゴルフやハイキングの格好のシルバー層が多いだろうか。
車掌さんがこまめに車内を回っており。料金が違っても車内精算で特急券を買っている人が多いのは房総特急の特徴だろうか。
蘇我駅では外房線の遅れている電車の接続を待って5分遅れ。そんな蘇我駅から乗ってきた男性、車掌さんから乗車区間を尋ねられ「茂原まで!!」、そう、日中時間帯に内房線に特急が走るのは、土休日の「新宿さざなみ」号だけなので、<鉄>でなければ、蘇我駅で特急が停まっていたら外房線「わかしお」号だと思って乗ってしまうのもわからないわけでもなく。

【2024年12月1日9時00分】 小湊鉄道線・五井駅
五井駅にも5分ほど遅れて。
この日は、いつものように、ゆっくり急行の入線シーンを撮ってから下前原踏切...ではなく、急ぎ、跨線橋に向かって。
おばちゃんから1日フリーきっぷを買い求めたらホームへ。
やはり、養老渓谷の行楽シーズンとあって第9A列車は増結されてキハ200形の3両編成。

【2024年12月1日9時01分】 小湊鉄道線・五井駅
いつもなら、このくらいのタイミングでキハ40形「観光急行」が動き出すはずなのだが...
向こうに「東北色」のキハ40 2号機の姿がチラッと見えているが、キハ210号機(休車)に阻まれてその姿を撮ることはできず、嗚呼。
それにしても、すごい爆煙である。

【2024年12月1日9時11分】 小湊鉄道線・第9A列車(キハ214号機)内
キハ200形3連の第9A列車。
その先頭がキハ214号機だからだろうか、どうやら、進行方向前側の車両が車内モニターと自動放送搭載車でない場合、他車の装置も使用できないようで。
この列車も、車内放送は車掌さんの肉声放送。
3連のキハの車内はロングシートの大半が埋まっており。男性のベテラン車掌さんと大柄な女性車掌さんの2名乗務。
直前に、快速電車で到着した乗客だろうか、五井駅から乗ってきた人たちでも乗車券を持たない人が多く、車掌さんは休む間もなく車内精算を...
上総村上駅付近では、車窓に富士山がくっきり。西広俯瞰も気になるのだが...

【2024年12月1日9時46分】 小湊鉄道線・第9A列車(キハ214号機)内
女性の車掌さんは増乗務だったのだろうか、上総牛久駅からは男性車掌さんの1人乗務。上総久保駅の銀杏や高滝湖、沿線のトンネルのことや養老川、それに、のだっぽりの紅葉など、こまめにマイクをとって案内放送。「房総里山トロッコ」や観光急行の関係か、これほど車窓案内が充実してくるとは...

【2024年12月1日10時08分】 小湊鉄道線・第9A列車(キハ214号機)内
そして、上総大久保駅。
すでに銀杏目当てのカメラマン多数。ホームが短いため、3両目はドアカットになっており。

【2024年12月1日10時08分】 小湊鉄道線・上総大久保駅
多くの行楽客を乗せて養老渓谷に向かっていくキハの姿を後追いしたら、いよいよ... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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線路にも近く列車と絡めて撮ることができる。見頃はどこよりも遅く11月下旬、ちょうど大相撲九州場所が行われている頃だろうか。
数年前、欲張って、上総久保駅前で撮ってから上総大久保駅前に移動して...
でも、山間にある小さな駅。この時期になると日が傾いて薄暗くなるのはかなり早く、銀杏の木も上総大久保の駅の周囲も14時になると陽射しがなくなって。せっかく撮りに行って、悔しい思いをしたのだった。
「よしっ!! 来年こそ!!」と思ったのだが、それがそれほど簡単なものではなかった。
銀杏が見頃となる時期は、自分の仕事が忙しくなる時期と重なっていて、かつ、公休日が晴れるとは限らないわけで。
さらに...
ここ数年、夏場に大きな台風が来ることが多く、そうなると、房総半島では海水の塩分を含んだ風が吹き付けるからか、そういう年は銀杏の葉の色づきが悪いとされ。なかなか、撮りに行く機会がないままに時間が経過したのだった。
そして...
今年、いよいよ、そのチャンスが。予想より少し遅れて12月1日頃が見頃になりそう。SNSをチェックしているとそのあたりの状況も手に取るように...
ただ、房総のキハを撮りに行こうと思っても「最大の敵」は自分なのである。ヒコーキやホテルを予約して出かける場所でない分、朝起きるのが辛くて、当日になって中止...というのは、これまで数知れず。
【2024年12月1日7時39分】 中央線・新宿駅
ということで、前夜、意を決して「えきねっと」の画面へ。
チケットレス特急券を予約したので、「もう、行かないわけにはいかない!!」、11月最後の夜は決意を固めて眠ったのだった。
…… ……
2024年12月1日(日)晴れ
6時に起床、いや、やはり寒いのである。
何とかベッドから這い出して。寒さに耐えながら着替えたら7時の井の頭線。
【2024年12月1日7時32分】 中央線・新宿駅
新宿駅に着いたのは7時半ごろだっただろうか。
埼京線ホームから姿を現したのは253系。東武日光ゆきの特急「日光21号」だろうか。
慌てて撮ったので、カメラの設定もテキトーで...。
【2024年12月1日7時36分】 中央線・新宿駅
それと入れ替わりに、E257系編成が入線してきた。
ホーム自体は、仕事での移動でよく利用する中央快速線ホームだが、やはり、特急型電車が来ると普段の仕事のときとは気分が違うのである。
辛抱強くホームで待って撮ったのが冒頭のカット。この日は「回送」表示をなかなか「新宿さざなみ」に変えてくれない乗務員さんだった。
この日の車両は、モハE257−505号車、新宿から乗り込む人は少なかったが、錦糸町、船橋...と停車駅ごとにまとまった乗客、千葉駅で大半の席が埋まって。短距離利用の用務客が少々とゴルフやハイキングの格好のシルバー層が多いだろうか。
車掌さんがこまめに車内を回っており。料金が違っても車内精算で特急券を買っている人が多いのは房総特急の特徴だろうか。
蘇我駅では外房線の遅れている電車の接続を待って5分遅れ。そんな蘇我駅から乗ってきた男性、車掌さんから乗車区間を尋ねられ「茂原まで!!」、そう、日中時間帯に内房線に特急が走るのは、土休日の「新宿さざなみ」号だけなので、<鉄>でなければ、蘇我駅で特急が停まっていたら外房線「わかしお」号だと思って乗ってしまうのもわからないわけでもなく。
【2024年12月1日9時00分】 小湊鉄道線・五井駅
五井駅にも5分ほど遅れて。
この日は、いつものように、ゆっくり急行の入線シーンを撮ってから下前原踏切...ではなく、急ぎ、跨線橋に向かって。
おばちゃんから1日フリーきっぷを買い求めたらホームへ。
やはり、養老渓谷の行楽シーズンとあって第9A列車は増結されてキハ200形の3両編成。
【2024年12月1日9時01分】 小湊鉄道線・五井駅
いつもなら、このくらいのタイミングでキハ40形「観光急行」が動き出すはずなのだが...
向こうに「東北色」のキハ40 2号機の姿がチラッと見えているが、キハ210号機(休車)に阻まれてその姿を撮ることはできず、嗚呼。
それにしても、すごい爆煙である。
【2024年12月1日9時11分】 小湊鉄道線・第9A列車(キハ214号機)内
キハ200形3連の第9A列車。
その先頭がキハ214号機だからだろうか、どうやら、進行方向前側の車両が車内モニターと自動放送搭載車でない場合、他車の装置も使用できないようで。
この列車も、車内放送は車掌さんの肉声放送。
3連のキハの車内はロングシートの大半が埋まっており。男性のベテラン車掌さんと大柄な女性車掌さんの2名乗務。
直前に、快速電車で到着した乗客だろうか、五井駅から乗ってきた人たちでも乗車券を持たない人が多く、車掌さんは休む間もなく車内精算を...
上総村上駅付近では、車窓に富士山がくっきり。西広俯瞰も気になるのだが...
【2024年12月1日9時46分】 小湊鉄道線・第9A列車(キハ214号機)内
女性の車掌さんは増乗務だったのだろうか、上総牛久駅からは男性車掌さんの1人乗務。上総久保駅の銀杏や高滝湖、沿線のトンネルのことや養老川、それに、のだっぽりの紅葉など、こまめにマイクをとって案内放送。「房総里山トロッコ」や観光急行の関係か、これほど車窓案内が充実してくるとは...
【2024年12月1日10時08分】 小湊鉄道線・第9A列車(キハ214号機)内
そして、上総大久保駅。
すでに銀杏目当てのカメラマン多数。ホームが短いため、3両目はドアカットになっており。
【2024年12月1日10時08分】 小湊鉄道線・上総大久保駅
多くの行楽客を乗せて養老渓谷に向かっていくキハの姿を後追いしたら、いよいよ... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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