秋晴れの小湊鐵道へ「観光急行」を撮りに(5=最終回)えぴろーぐ
それにしても、今年はいろいろと...
趣味活動でも仕事でもいろいろと大きな変化が訪れる年だった。そして、2024年の最後に実施すべく、拙ブログの移転準備作業も着々と進行中。
いや、「ブログ」なるもの...特に、自分のようにダラダラと駄文を連ねるスタイルが今の時代に合っていないということは、分かっているのである。そして、「ブログ」というもの自体も退潮傾向にあるのは間違いなく。
ソネブロ改めSSブログが、二十数年の歴史に幕を下ろそうとしているのも、その1つであるのだろう。
ブログだけではない。時代は確実に移りゆくものであるということを実感したのも2024年だった。間もなく、趣味活動以外の面でも自分の生活に大きな変化が訪れる。
パソコンに向かってブログを書いていても、何だかアレコレ気になることが出てきてしまって、なかなか前に進まないのである。
そんな中、11月の小湊鐵道撮影記、その最終回。

【2024年11月3日16時50分】 外房線・千葉駅
上総山田駅で「急行4号」を撮り終えたら、後続の列車で16時過ぎに五井駅。
既に周囲は日没時刻を迎えて薄暗くなってきており。急ぎ、JRホームへ行けば、16:21発の千葉ゆきローカル。
国鉄がJRになって...、「寿命半分、コスト半分」などと言われて209系が京浜東北線に入ってきたとき、何だか「時代が変わった」と思うのと同時に、学生だった自分、何だか寂しさを感じていた。
そんな電車も既に30年を超えて活躍しており。いつの間にか、千葉県のJR線の当たり前の光景になっていたのだが...
その活躍も終点に近づいてきているのだろうか。
確実に時は流れていくことを感じてしまう年の瀬なのである。…… ……
2024年11月3日(日)晴れ
最近、ローカル線では、私鉄もJRも、苦しい経営環境や人手不足、線路や施設の保守管理も行き届かなくなっているケースが目立ってきているような...

【2024年11月3日15時44分】 小湊鉄道線・上総山田駅
いすみ鉄道の脱線事故も枕木の腐朽が原因の1つだったと言われており。
当初は10月中に運転再開予定と報じられたが、その後の点検で枕木などが痛んでいる箇所が多く見つかって、その作業などのために春頃まで運休。
保線作業を行おうにも人手が足りず、予算が足らず、そして、団塊の世代の引退で技術の継承が行われず...
そんな中、小湊鉄道線もお世辞にも線路状態が良いとは言えない区間もあって。この写真でも真っ白なPC枕木の裏にボロボロに腐朽した木枕木が見えており。
ただ、よくネット上に散見される「列車がよく揺れる」というのは必ずしも保線状態を表すわけでも無く。以前、伺ったが車輌の保守の関係で、専らコイルバネ台車の車輌だけを導入して、キハ40形でもエアサス台車を持つ個体は導入しなかった...と。
エアサス台車の方が乗り心地はよくなるが、ゴム製の部品が多くなる分、交換部品をストックしておいても、いざ使おうと思ったらゴムの劣化で...ということらしい。
コイルバネ台車なら交換用部品も金属製が大半で、その分、長持ちするのだとか。そんな話を撮影会で伺ったことがある。
そんな小湊鐵道も最近はPC枕木化が進行しており、駅構内に積み上げられているところが...。合わせて、バラスト(砕石)の交換も順次進んでいるようで。
撮る側としては「真新しい真っ白なバラストに白いPC枕木」よりも「年季の入ったヘロヘロ線路」の方が画になるのだが...

【2024年11月3日15時44分】 小湊鉄道線・上総山田駅
保線作業に使う貨車(ただし車籍無し)も譲受して、増やされており。
JRから来たチキ車も、上総山田駅の側線で休んでいた。レール交換も着々と進められているということ。
深夜作業なので自分は見ることができないが、こうした手間があって、自分たちがキハを撮りに行ける...ということ。これには感謝しかない。

【2024年11月3日15時45分】 小湊鉄道線・上総山田駅
というわけで、再び古い木造駅舎。
次の列車は16:05発の第26A列車。あと20分ほど時間があるのでベンチで一休み。

【2024年11月3日15時45分】 小湊鉄道線・上総山田駅
駅舎内は夕方の光が射し込んでおり。
まぁ、写真で見るよりも寒いのでコートのファスナーを一番上までしっかり閉めて体を丸くして待っていたのだが...

【2024年11月3日15時46分】 小湊鉄道線・上総山田駅
小湊鐵道のこの古い木造駅舎、ネコたちにとっても過ごしやすいのか、上総牛久、高滝など多くの駅に「駅ネコ」が住み着いていて。
この上総山田駅もその1つみたい。この日は見かけなかったが、でも、周囲が住宅街という立地、餌やりの問題も悩ましいみたい。

【2024年11月3日15時58分】 小湊鉄道線・上総山田駅
ホーム側は午前中しか光が射さず。
陽当たりの良い場所でないだけに、前日が雨だとなかなか乾かないようで。
バラストが隠れるくらいの雑草、そのレールの間は池のようになったままで。

【2024年11月3日15時59分】 小湊鉄道線・上総山田駅
なぜか、そんなタイミングで下り列車の接近表示。
時刻表にはない時間に...である。確かに県道の踏切機の音も聞こえていて。
<鉄>として、カメラを構えない訳にはいかず。
でも、下り列車は一向にやってくる気配は無く。いつの間にか向こうから聞こえていた踏切機の音も消えて。

【2024年11月3日16時27分】 小湊鉄道線・五井駅
16時過ぎ、何もなかったかのようにキハ200形2両編成。
キハ201 + キハ207 の2連である。
混雑する五井駅の中間改札を何とか抜けてJRホームへ行くと、ちょうど16:26発の千葉ゆきローカルが到着するところ。
夕方の千葉に向かうのだろうか、車内はかなり混雑しており座れなかった。

【2024年11月3日16時50分】 外房線・千葉駅
そして、千葉駅。
跨線橋を渡って隣のホームから16:58発の快速電車。東京方面からの電車の折返し運転、それを待つ間に隣のホームの209系を。

【2024年11月3日16時58分】 総武本線・千葉駅
いつの間にか外は暗くなっており。空いている快速電車の車内でウトウトしていると、馬喰町駅まではすぐだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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趣味活動でも仕事でもいろいろと大きな変化が訪れる年だった。そして、2024年の最後に実施すべく、拙ブログの移転準備作業も着々と進行中。
いや、「ブログ」なるもの...特に、自分のようにダラダラと駄文を連ねるスタイルが今の時代に合っていないということは、分かっているのである。そして、「ブログ」というもの自体も退潮傾向にあるのは間違いなく。
ソネブロ改めSSブログが、二十数年の歴史に幕を下ろそうとしているのも、その1つであるのだろう。
ブログだけではない。時代は確実に移りゆくものであるということを実感したのも2024年だった。間もなく、趣味活動以外の面でも自分の生活に大きな変化が訪れる。
パソコンに向かってブログを書いていても、何だかアレコレ気になることが出てきてしまって、なかなか前に進まないのである。
そんな中、11月の小湊鐵道撮影記、その最終回。
【2024年11月3日16時50分】 外房線・千葉駅
上総山田駅で「急行4号」を撮り終えたら、後続の列車で16時過ぎに五井駅。
既に周囲は日没時刻を迎えて薄暗くなってきており。急ぎ、JRホームへ行けば、16:21発の千葉ゆきローカル。
国鉄がJRになって...、「寿命半分、コスト半分」などと言われて209系が京浜東北線に入ってきたとき、何だか「時代が変わった」と思うのと同時に、学生だった自分、何だか寂しさを感じていた。
そんな電車も既に30年を超えて活躍しており。いつの間にか、千葉県のJR線の当たり前の光景になっていたのだが...
その活躍も終点に近づいてきているのだろうか。
確実に時は流れていくことを感じてしまう年の瀬なのである。…… ……
2024年11月3日(日)晴れ
最近、ローカル線では、私鉄もJRも、苦しい経営環境や人手不足、線路や施設の保守管理も行き届かなくなっているケースが目立ってきているような...
【2024年11月3日15時44分】 小湊鉄道線・上総山田駅
いすみ鉄道の脱線事故も枕木の腐朽が原因の1つだったと言われており。
当初は10月中に運転再開予定と報じられたが、その後の点検で枕木などが痛んでいる箇所が多く見つかって、その作業などのために春頃まで運休。
保線作業を行おうにも人手が足りず、予算が足らず、そして、団塊の世代の引退で技術の継承が行われず...
そんな中、小湊鉄道線もお世辞にも線路状態が良いとは言えない区間もあって。この写真でも真っ白なPC枕木の裏にボロボロに腐朽した木枕木が見えており。
ただ、よくネット上に散見される「列車がよく揺れる」というのは必ずしも保線状態を表すわけでも無く。以前、伺ったが車輌の保守の関係で、専らコイルバネ台車の車輌だけを導入して、キハ40形でもエアサス台車を持つ個体は導入しなかった...と。
エアサス台車の方が乗り心地はよくなるが、ゴム製の部品が多くなる分、交換部品をストックしておいても、いざ使おうと思ったらゴムの劣化で...ということらしい。
コイルバネ台車なら交換用部品も金属製が大半で、その分、長持ちするのだとか。そんな話を撮影会で伺ったことがある。
そんな小湊鐵道も最近はPC枕木化が進行しており、駅構内に積み上げられているところが...。合わせて、バラスト(砕石)の交換も順次進んでいるようで。
撮る側としては「真新しい真っ白なバラストに白いPC枕木」よりも「年季の入ったヘロヘロ線路」の方が画になるのだが...
【2024年11月3日15時44分】 小湊鉄道線・上総山田駅
保線作業に使う貨車(ただし車籍無し)も譲受して、増やされており。
JRから来たチキ車も、上総山田駅の側線で休んでいた。レール交換も着々と進められているということ。
深夜作業なので自分は見ることができないが、こうした手間があって、自分たちがキハを撮りに行ける...ということ。これには感謝しかない。
【2024年11月3日15時45分】 小湊鉄道線・上総山田駅
というわけで、再び古い木造駅舎。
次の列車は16:05発の第26A列車。あと20分ほど時間があるのでベンチで一休み。
【2024年11月3日15時45分】 小湊鉄道線・上総山田駅
駅舎内は夕方の光が射し込んでおり。
まぁ、写真で見るよりも寒いのでコートのファスナーを一番上までしっかり閉めて体を丸くして待っていたのだが...
【2024年11月3日15時46分】 小湊鉄道線・上総山田駅
小湊鐵道のこの古い木造駅舎、ネコたちにとっても過ごしやすいのか、上総牛久、高滝など多くの駅に「駅ネコ」が住み着いていて。
この上総山田駅もその1つみたい。この日は見かけなかったが、でも、周囲が住宅街という立地、餌やりの問題も悩ましいみたい。
【2024年11月3日15時58分】 小湊鉄道線・上総山田駅
ホーム側は午前中しか光が射さず。
陽当たりの良い場所でないだけに、前日が雨だとなかなか乾かないようで。
バラストが隠れるくらいの雑草、そのレールの間は池のようになったままで。
【2024年11月3日15時59分】 小湊鉄道線・上総山田駅
なぜか、そんなタイミングで下り列車の接近表示。
時刻表にはない時間に...である。確かに県道の踏切機の音も聞こえていて。
<鉄>として、カメラを構えない訳にはいかず。
でも、下り列車は一向にやってくる気配は無く。いつの間にか向こうから聞こえていた踏切機の音も消えて。
【2024年11月3日16時27分】 小湊鉄道線・五井駅
16時過ぎ、何もなかったかのようにキハ200形2両編成。
キハ201 + キハ207 の2連である。
混雑する五井駅の中間改札を何とか抜けてJRホームへ行くと、ちょうど16:26発の千葉ゆきローカルが到着するところ。
夕方の千葉に向かうのだろうか、車内はかなり混雑しており座れなかった。
【2024年11月3日16時50分】 外房線・千葉駅
そして、千葉駅。
跨線橋を渡って隣のホームから16:58発の快速電車。東京方面からの電車の折返し運転、それを待つ間に隣のホームの209系を。
【2024年11月3日16時58分】 総武本線・千葉駅
いつの間にか外は暗くなっており。空いている快速電車の車内でウトウトしていると、馬喰町駅まではすぐだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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