水島臨海鉄道「鉄道の日」フェスタ(5)あのときの「みまスロ」が...<後編>
昨日は<速報版>で1日、お休みをいただいたこの話題。

【2024年10月26日12時41分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
10月27日の水島臨海鉄道「鉄道の日」フェスタに参加する前日、県北の鉄道の要衝だった津山、その「津山まなびの鉄道館」を訪れたのだった。
お目当ては「森の芸術祭」に合わせて、普段の扇形庫から出てきて、ニッパゴッパの編成になり、まるで出庫しそうな感じで展示されていた、キハ58 563 + キハ28 2329号車。
あの頃の「みまさかスローライフ列車」と同じ姿で。それが撮りたかった。
でも、それだけではない。
珍車、いわゆるPDCのキハ33 1001号車も引き出されており。
ちょっと窮屈な場所ではあったが...
…… ……
2024年10月26日(土)曇り
扇形庫の奥、津山線・姫新線と挟まれたスペースに立っているのが旧津山機関区事務所。その横には腕木式信号機が建てられており。

【2024年10月26日12時39分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
<変態鉄>は、その腕木式信号機が現役だった頃の因美線に一度だけ乗っているのだが、当時、そういった面にはあまり興味が無く。
“手を伸ばせば”、急行「砂丘」の通過収受をこの目で見ることができた世代なのに...
腕木式信号機は、こういった保存施設で見ることがほとんどなのである。
さて、この展示室の左側にキハ58+キハ28が、ローカル急行で見られた編成そのもの。2両編成になって展示されており。

【2024年10月26日12時39分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
前側(駅側)に居るのが、キハ28 2329号車。
いすみ鉄道で活躍して、いま、国吉駅に展示されているのが2346号車だから、2両は同世代。同じ1964年(昭和39年)製だが、落成はこちらが2ヶ月ほど早く新製配置は広島。
側サボも“復活”しているが、よく見ると継ぎ目があり、たぶん紙に印刷したものを使っていたのかと。
まさに、ここでの展示に相応しい、急行「砂丘」(岡山 ~ 津山 ~ 鳥取)の表示になっている。ちなみに、急行時代は最後までグリーン車を連結した編成で走っていた。

【2024年10月26日12時39分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
フェンスのところには簡素ではあるが説明板も用意されており。
最後の時期は広島に居て、急行「みよし」号で活躍していた。
芸備線の急行廃止に合わせて廃車になるかと思われたが、この2両だけが津山に転じて...。そのときに、国鉄急行色に戻されている。

【2024年10月26日12時40分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
最近では赤字路線だとか廃線とかの話で出てくることが多いが、中国地方には国鉄時代からタテ、ヨコに線路が走っており。
この津山も、北に進んで鳥取へと向かう因美線、南に進んで岡山へと向かう津山線、姫路から中国山地に沿って東西に走る姫新線、十字状に路線が交わっており。
姫新線は山間をさらに進んで、新見で伯備線と交わり、そして、新見からは引き続き芸備線が中国山地へと分け入っており。
その全部の路線で、キハ58系の急行列車が設定されており、中国山地の、山間部の小さな街からも大阪方面へと直結していた訳で。
この急行「やまのゆ」は1970年台、広島から、その芸備・姫新線経由で、まさに中国山地に沿って広島-津山間を結んでおり。蒜山方面など温泉・行楽需要を...ということだったらしい。

【2024年10月26日12時41分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
こちらも簡素ながら説明板が用意されており。
ニハチと同じ、1964年製。でも、こちらは新潟鐵工所で製造されている。
こちらは新製配置は宮原(新大阪駅の近く)、向日町(京都)を経て広島に転じており。
その広島時代、まだ塗色も白地に緑のストライプの“広島急行色”だった時代、この車輌に乗って芸備線急行の車内放送を録音したこともあって...
「みまスロ」で何度も撮ったのも思い出。自分にとっては懐かしい1両なのである。
さて、この2両が撮りたくて津山まで来たのだが、やはり、入場料を払って入ったからには隅々まで見ておかないと...
<ケチ鉄>の本領発揮である。

【2024年10月26日12時43分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
扇形庫は裏側に回ると、DD16 304号機のラッセルヘッドが顔を出しており。
扇形庫に収まる姿はフツーのディーゼル機関車だが...、長すぎてこちら側のラッセルヘッドだけ残したのだそうで。現役時代は金沢支社配置で北陸方面の除雪作業に活躍していた。

【2024年10月26日12時46分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
津山機関区事務所を転用した展示室は「まなび」「あゆみ」「しくみ」などと細分化されているが、基本的には、自分のような<変態野郎>ではなく、子どもたちを対象とした展示内容が多く。

【2024年10月26日12時47分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
でも、やはり、駅構内のものなど実物展示は...
<変態鉄>も本の中の写真でしか見たこと無い時代のものが多く、ついつい見入ってしまうのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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【2024年10月26日12時41分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
10月27日の水島臨海鉄道「鉄道の日」フェスタに参加する前日、県北の鉄道の要衝だった津山、その「津山まなびの鉄道館」を訪れたのだった。
お目当ては「森の芸術祭」に合わせて、普段の扇形庫から出てきて、ニッパゴッパの編成になり、まるで出庫しそうな感じで展示されていた、キハ58 563 + キハ28 2329号車。
あの頃の「みまさかスローライフ列車」と同じ姿で。それが撮りたかった。
でも、それだけではない。
珍車、いわゆるPDCのキハ33 1001号車も引き出されており。
ちょっと窮屈な場所ではあったが...
…… ……
2024年10月26日(土)曇り
扇形庫の奥、津山線・姫新線と挟まれたスペースに立っているのが旧津山機関区事務所。その横には腕木式信号機が建てられており。
【2024年10月26日12時39分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
<変態鉄>は、その腕木式信号機が現役だった頃の因美線に一度だけ乗っているのだが、当時、そういった面にはあまり興味が無く。
“手を伸ばせば”、急行「砂丘」の通過収受をこの目で見ることができた世代なのに...
腕木式信号機は、こういった保存施設で見ることがほとんどなのである。
さて、この展示室の左側にキハ58+キハ28が、ローカル急行で見られた編成そのもの。2両編成になって展示されており。
【2024年10月26日12時39分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
前側(駅側)に居るのが、キハ28 2329号車。
いすみ鉄道で活躍して、いま、国吉駅に展示されているのが2346号車だから、2両は同世代。同じ1964年(昭和39年)製だが、落成はこちらが2ヶ月ほど早く新製配置は広島。
側サボも“復活”しているが、よく見ると継ぎ目があり、たぶん紙に印刷したものを使っていたのかと。
まさに、ここでの展示に相応しい、急行「砂丘」(岡山 ~ 津山 ~ 鳥取)の表示になっている。ちなみに、急行時代は最後までグリーン車を連結した編成で走っていた。
【2024年10月26日12時39分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
フェンスのところには簡素ではあるが説明板も用意されており。
最後の時期は広島に居て、急行「みよし」号で活躍していた。
芸備線の急行廃止に合わせて廃車になるかと思われたが、この2両だけが津山に転じて...。そのときに、国鉄急行色に戻されている。
【2024年10月26日12時40分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
最近では赤字路線だとか廃線とかの話で出てくることが多いが、中国地方には国鉄時代からタテ、ヨコに線路が走っており。
この津山も、北に進んで鳥取へと向かう因美線、南に進んで岡山へと向かう津山線、姫路から中国山地に沿って東西に走る姫新線、十字状に路線が交わっており。
姫新線は山間をさらに進んで、新見で伯備線と交わり、そして、新見からは引き続き芸備線が中国山地へと分け入っており。
その全部の路線で、キハ58系の急行列車が設定されており、中国山地の、山間部の小さな街からも大阪方面へと直結していた訳で。
この急行「やまのゆ」は1970年台、広島から、その芸備・姫新線経由で、まさに中国山地に沿って広島-津山間を結んでおり。蒜山方面など温泉・行楽需要を...ということだったらしい。
【2024年10月26日12時41分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
こちらも簡素ながら説明板が用意されており。
ニハチと同じ、1964年製。でも、こちらは新潟鐵工所で製造されている。
こちらは新製配置は宮原(新大阪駅の近く)、向日町(京都)を経て広島に転じており。
その広島時代、まだ塗色も白地に緑のストライプの“広島急行色”だった時代、この車輌に乗って芸備線急行の車内放送を録音したこともあって...
「みまスロ」で何度も撮ったのも思い出。自分にとっては懐かしい1両なのである。
さて、この2両が撮りたくて津山まで来たのだが、やはり、入場料を払って入ったからには隅々まで見ておかないと...
<ケチ鉄>の本領発揮である。
【2024年10月26日12時43分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
扇形庫は裏側に回ると、DD16 304号機のラッセルヘッドが顔を出しており。
扇形庫に収まる姿はフツーのディーゼル機関車だが...、長すぎてこちら側のラッセルヘッドだけ残したのだそうで。現役時代は金沢支社配置で北陸方面の除雪作業に活躍していた。
【2024年10月26日12時46分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
津山機関区事務所を転用した展示室は「まなび」「あゆみ」「しくみ」などと細分化されているが、基本的には、自分のような<変態野郎>ではなく、子どもたちを対象とした展示内容が多く。
【2024年10月26日12時47分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
でも、やはり、駅構内のものなど実物展示は...
<変態鉄>も本の中の写真でしか見たこと無い時代のものが多く、ついつい見入ってしまうのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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