水島臨海鉄道「鉄道の日」フェスタ(4)あのときの「みまスロ」が...<前編>
この前週に青森を訪れた際、その往復のヒコーキの都合で大阪に立ち寄った訳だが。そのとき、阪堺電車を撮っていたのは書いた通り。
でも、当初は大阪から津山へと往復して、「津山まなびの鉄道館」に立ち寄ることも検討していた(既に伊丹便を予約済みだった)。
そこまでして撮りたかったのは、2008年から2010年にかけて毎シーズン、撮りに通った「みまさかスローライフ列車」の2両、キハ28+キハ58が、あの日と同じように庫外に引き出され、まるで出庫準備中のような姿で展示されており。

【2008年5月9日15時33分】 因美線・美作河井-知和
普段は2両が隣同士に扇形庫の中で休んでいるのだが、それが2連の姿で。
「森の芸術祭」に関連した展示だったようだが、今秋しか見られなかった、その姿を、どうしても一目見てみたかったのである。
旧津山機関区の、一番、駅に近い側、つまり、「津山まなびの鉄道館」のいちばん奥の方に2両の姿が。
…… ……
2024年10月26日(土)曇り
それにしても...
事前に何も調べずに「ゴッパニッパの姿が撮りたい!!」だけでやって来た<変態鉄>。まさか、D51 2号機が頭出しで展示されていたとは...

【2024年10月26日12時33分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
デゴイチとDF50が並んで機関庫に収まっているのは、何だか昭和40年台くらいの山陰地方の機関区でありそうな風景である。
さぁ、扇形庫を見ながらターンテーブルに沿ってグルッと回ると、その先には...

【2024年10月26日12時33分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
まずは“珍車”、いや、希少車でもあるキハ33形。
50系客車にエンジンを取り付けてディーゼル動車化した、いわゆる“PDC”というもの。自分は一度だけ境線で乗った経験がある。
当時は、境港で獲れる海産物のイラストを描いた塗装だったが、後にタラコ色になり、山陰本線ローカルで活躍したのだっただろうか。
撮れるスペースが少なく、この正面からののカットしか無理だったが、この車輌が庫外に出ているのも貴重なわけで。

【2024年10月26日12時34分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
連結こそされていないが、まるで3両編成のような感じで並んでおり。
そう、お目当てのキハ28+キハ58である。
こちら側はキハ58 563号車。
2両とも最後は広島配置、白地に緑の“広島急行色”で芸備線を走っていた。
芸備線急行の廃止(快速化)後は、この2両だけ国鉄急行色に塗り戻されて岡山に転属、“みまさかスローライフ列車”の他、山陰本線、美祢線など西日本各地のイベント列車で2年ほど活躍して、2010年に引退している。
いすみ鉄道に残っていたキハ28形と塗装は同じだが、こちらは最後までワンマン化も、ロングシート化(近郊化)もされず、「急行型」の姿で活躍した車輌でもあって。
しかも、白地に赤文字の国鉄仕様の「急行」表示で。

【2024年10月26日12時34分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
フェンス沿いの窮屈な場所。
かなり強引な撮り方になってしまうのが玉に瑕。それでも、往時の急行列車を彷彿とさせる姿で。
反対側、ニハチ側は少しスペースに余裕があるので...

【2024年10月26日12時36分】 津山線・津山駅付近
歩いて行くと、向こう側、津山駅の方から入庫してくるキハ40形。
先ほど、自分が岡山駅から乗ってきた編成、いったん津山で入庫する運用だったみたい。
そして...

【2024年10月26日12時32分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
撮りたかった、このカット。
この時間帯、晴れると光線状態が良くないので雲がでてくれたのはありがたかった。
津山で現役を退いて扇形庫に展示されて約14年、2007年から2010年まで「みまさかスローライフ列車」で活躍した際には、その運転日、出庫前はココの場所へ自由に入ることができて。

【2008年5月9日10時48分】 JR西日本・津山鉄道部(当時)
ほぼ同じ“定点比較”。隣の線路にキハ120形が停まっているのも偶然の一致。
この頃は、まだ、展示施設では無く現業機関だった時代なので、線路周囲に柵などもなく。
まさか16年後に、同じ車輌を同じ場所で撮っているとは...当時は想像することもできなかった。
この「津山まなびの鉄道館」、扇形庫の裏は津山線と姫新線の線路。単線並列の“エセ複線区間”である。そちらから踏切機の音が。そうなると、カメラを構えずには居られないのが<鉄>という者。

【2024年10月26日12時38分】 津山線・津山駅付近
「直通快速 森の芸術祭ライナー」である。
観光列車「SAKU美SAKU楽」が後ろ側に連結され(指定席)。<変態鉄>が乗った快速の20分後に出発の臨時列車だったようである。
(時刻表を確認していないのは、いつものこと)
せっかくなら、こちらで来れば良かったのだが...
津山駅に進入するところを後追いで。
さぁ、もうちょっとニハチゴハチの様子を観察して。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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でも、当初は大阪から津山へと往復して、「津山まなびの鉄道館」に立ち寄ることも検討していた(既に伊丹便を予約済みだった)。
そこまでして撮りたかったのは、2008年から2010年にかけて毎シーズン、撮りに通った「みまさかスローライフ列車」の2両、キハ28+キハ58が、あの日と同じように庫外に引き出され、まるで出庫準備中のような姿で展示されており。
【2008年5月9日15時33分】 因美線・美作河井-知和
普段は2両が隣同士に扇形庫の中で休んでいるのだが、それが2連の姿で。
「森の芸術祭」に関連した展示だったようだが、今秋しか見られなかった、その姿を、どうしても一目見てみたかったのである。
旧津山機関区の、一番、駅に近い側、つまり、「津山まなびの鉄道館」のいちばん奥の方に2両の姿が。
…… ……
2024年10月26日(土)曇り
それにしても...
事前に何も調べずに「ゴッパニッパの姿が撮りたい!!」だけでやって来た<変態鉄>。まさか、D51 2号機が頭出しで展示されていたとは...
【2024年10月26日12時33分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
デゴイチとDF50が並んで機関庫に収まっているのは、何だか昭和40年台くらいの山陰地方の機関区でありそうな風景である。
さぁ、扇形庫を見ながらターンテーブルに沿ってグルッと回ると、その先には...
【2024年10月26日12時33分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
まずは“珍車”、いや、希少車でもあるキハ33形。
50系客車にエンジンを取り付けてディーゼル動車化した、いわゆる“PDC”というもの。自分は一度だけ境線で乗った経験がある。
当時は、境港で獲れる海産物のイラストを描いた塗装だったが、後にタラコ色になり、山陰本線ローカルで活躍したのだっただろうか。
撮れるスペースが少なく、この正面からののカットしか無理だったが、この車輌が庫外に出ているのも貴重なわけで。
【2024年10月26日12時34分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
連結こそされていないが、まるで3両編成のような感じで並んでおり。
そう、お目当てのキハ28+キハ58である。
こちら側はキハ58 563号車。
2両とも最後は広島配置、白地に緑の“広島急行色”で芸備線を走っていた。
芸備線急行の廃止(快速化)後は、この2両だけ国鉄急行色に塗り戻されて岡山に転属、“みまさかスローライフ列車”の他、山陰本線、美祢線など西日本各地のイベント列車で2年ほど活躍して、2010年に引退している。
いすみ鉄道に残っていたキハ28形と塗装は同じだが、こちらは最後までワンマン化も、ロングシート化(近郊化)もされず、「急行型」の姿で活躍した車輌でもあって。
しかも、白地に赤文字の国鉄仕様の「急行」表示で。
【2024年10月26日12時34分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
フェンス沿いの窮屈な場所。
かなり強引な撮り方になってしまうのが玉に瑕。それでも、往時の急行列車を彷彿とさせる姿で。
反対側、ニハチ側は少しスペースに余裕があるので...
【2024年10月26日12時36分】 津山線・津山駅付近
歩いて行くと、向こう側、津山駅の方から入庫してくるキハ40形。
先ほど、自分が岡山駅から乗ってきた編成、いったん津山で入庫する運用だったみたい。
そして...
【2024年10月26日12時32分】 岡山県津山市大谷・津山まなびの鉄道館
撮りたかった、このカット。
この時間帯、晴れると光線状態が良くないので雲がでてくれたのはありがたかった。
津山で現役を退いて扇形庫に展示されて約14年、2007年から2010年まで「みまさかスローライフ列車」で活躍した際には、その運転日、出庫前はココの場所へ自由に入ることができて。
【2008年5月9日10時48分】 JR西日本・津山鉄道部(当時)
ほぼ同じ“定点比較”。隣の線路にキハ120形が停まっているのも偶然の一致。
この頃は、まだ、展示施設では無く現業機関だった時代なので、線路周囲に柵などもなく。
まさか16年後に、同じ車輌を同じ場所で撮っているとは...当時は想像することもできなかった。
この「津山まなびの鉄道館」、扇形庫の裏は津山線と姫新線の線路。単線並列の“エセ複線区間”である。そちらから踏切機の音が。そうなると、カメラを構えずには居られないのが<鉄>という者。
【2024年10月26日12時38分】 津山線・津山駅付近
「直通快速 森の芸術祭ライナー」である。
観光列車「SAKU美SAKU楽」が後ろ側に連結され(指定席)。<変態鉄>が乗った快速の20分後に出発の臨時列車だったようである。
(時刻表を確認していないのは、いつものこと)
せっかくなら、こちらで来れば良かったのだが...
津山駅に進入するところを後追いで。
さぁ、もうちょっとニハチゴハチの様子を観察して。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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この記事へのコメント
往年の急行列車の再現ですね。
昔(昭和の時代)、TOMIXのNゲージでは、キハ58=モーター車、キハ28=モーターなし、で売っていて、どうしても28+58の組み合わせになってしまう、そんなことを思い出しました(これはひとり言です)
コメントありがとうございます。
何でも、当時の津山の駅長さん(?)、キハの保存に理解のある方だったのだとか。
冷房用発電エンジンをキハ28に取り付けた関係で、昭和50年代以降はどうしてもキハ58+キハ28が基本になりますね。
非冷房時代は配置も分かれていたようですが。
ちなみに、自分はKATOのキハ58+キハ28を持っていました。