20240915 阪堺電車「モ161形車&雲形塗装車撮影会ツアー」(11=最終回)
ここのところ、東京は鬱陶しい天気が続いている。直前まで「晴れ」予報でも、当日になってみると、どんより曇り空。出かけようとすると雨がパラつきだして...
そんな感じの日々がしばらく続いている。その割に気温はちょっと高めなのが、さらに不快感を高めており。
だから、撮影に行く気も失せるのである。
いや、晴れて、そして仕事も順調に片付いていたら小湊鐵道「観光急行」を撮りに行こうかとも思っていた。西広の曼珠沙華も気になるし...
でも、天気は安定せず、そして、仕事は溜まっていく一方。だからといって、何かの手当がつく...というものでないのが中小企業で働くサラリーマンの辛いところ。貯金など貯まろう筈もない。溜まっていくのはストレスだけである。
さぁ、そんなわけで、そろそろ「ネタ切れ注意報」が発令されそうな拙ブログ。

【2024年9月15日14時01分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
長らく続けてきた、9月15日の阪堺電車撮影会の話題も今日で最後。
あびこ道の車庫で撮ったら、そのまま阪堺電車で天王寺駅前に向かうのが“フツーの人”の行動だろうか。でも、<変態鉄>は商店街を歩いて、南海本線の住ノ江駅にやって来たのだった。
…… ……
2024年9月15日(日)雨のち晴れ
阪堺線と並行して南へと向かう路線が南海本線。こちらは、高架の複々線区間を長編成の電車が駆け抜けていく私鉄電車である。

【2024年9月15日14時02分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
住ノ江駅は、そんな南海本線の中では大阪市内最後の駅。ここを出ると、やはり、阪堺電車とお互いにハッキリ見えるくらいの距離で大和川鉄橋が架かっていて、それを渡れば、次の七道駅からは堺市内に入る。
ちなみに、七道駅からは綾ノ町電停が徒歩圏だろうか。
高架駅でありつつ、線路の海側、西側には車両基地があって。

【2024年9月15日14時01分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
ちょうど目の前で休んでいたのは関空特急「ラピート」である。
藍色の車体色もシックでオシャレ、車内は暖色系の灯りで円い窓から見える景色は...、<変態鉄>としては一度だけ乗ったことがあるのだが。
その側扉ヨコには30周年のステッカーが貼られており。
泉州沖に人工島をつくって、そこに国際空港を...というのは、90年台だからこそ通用したようなスケールの大きな話。でも、スタートは伊丹空港の騒音...だったはず。関空のオープン後には伊丹空港を廃止して...と聞いていたような気もするのだが、30年たっても伊丹の方が便数が多いなのである。
それはさておき、そういえば、少し前に1994年11月の京都駅でのスナップ写真をご紹介した(→ こちらhttps://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/2024-09-08)。この記事には載せなかったが、この日のネガには京都駅に入線してくる関空特急「はるか」号の写真もあって。
つまり、関空が開港したのは自分が高校生の頃だった。早いもので、30年。改めて、その時の流れの速さを実感するのである。
さて...

【2024年9月15日14時02分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
<変態鉄>としては、ライバルのJR特急「はるか」号よりも、個性的で、かつ、ゴージャスな印象の南海「ラピート」の方が車輌の面では“圧勝”だと思っている。
その最大の特徴といえそうなのが、この、何だか特撮モノのヒーローのような奇抜な前面デザイン。
最初に写真で見たときは「何だ、こりゃ??」という感じだったが、実見してみると空港特急に相応しい“非日常感”“特別感”が良いのである。これがもし、特急「サザン」との共通運用みたいな汎用特急車として製造されていたら...
名鉄もこれくらい、思い切ったことをすれば良かったのに...と、勝手にそんなことを思う<変態鉄>なのである。

【2024年9月15日14時04分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
戦前の<鉄>の方が書いたものを読んでも、「車輌面では西高東低」...関西の方が車輌の性能も車内設備も東京の電車を上回っている...ということが書かれている。
その傾向は、いまも全然変わっていない気がするが、最近の南海電車だけは車輌に「関西私鉄らしさ」がなくなって、関東の大手私鉄の二番煎じ的な車輌が増えていると思う次第。
入ってきた普通電車も、イマドキ風の電車である。腰のところの識別灯は球切れではない。片方だけ点灯するのは南海本線の伝統。「普通」と「各停」を区別するのもココの特徴である。
いつも阪堺電車を利用するので、大阪ミナミの中心地、天王寺や難波は遠いところのように感じられるのだが、南海電車ならあっという間に天下茶屋、それを過ぎたらすぐに難波駅である。

【2024年9月15日14時16分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
降車ホームに降り立てば、隣のホームからは「ラピート」が発車するところ。
そう、関西万博のPRラッピングが施された編成である。
同じ電車から降りたフツーの人も、このキャラにはスマホのカメラを向けており。

【2024年9月15日14時17分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
時刻からすると「ラピートβ45号」だろうか。
ちょうど、発車するところだった。
それにしても、来年は関西万博の年。アレコレ言われているが、果たして成功するのだろうか。

【2024年9月15日14時17分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
薄暗いホームでの発車シーンの撮影。
ISO値を上げて、かつ、ちょっと遠ざかったところでシャッターを切るようにして少しでも被写体ブレを和らげるしか手は無かった。
でも、住ノ江で通常塗装、難波で期間限定の万博ラッピング編成を撮ることができて、短い時間ながら“車輌運”の良い日である。

【2024年9月15日14時17分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
こういう平凡な撮り方しかできないのが悔しいところだが、この、頭端ホームにズラッと電車が顔を揃えるのが関西私鉄のターミナルの魅力だろうか。
…… ……
ここからは<速報版>で書いた通り。難波で遅めの昼食を済ませたら15時過ぎの空港バスで伊丹へ。こういうときに限って高速道路は極めて順調なのである。20分少々で伊丹に到着してしまって...
でも、ゆっくりできるスペースもなく、<変態鉄>のモバイルルーターの通信性能の限界...だろうか、持ってきたタブレットで大相撲中継を視ることも叶わず。

【2024年9月15日16時40分】 大阪府豊中市蛍池・大阪国際空港
あとは搭乗待合室で、ずっと、ただ、ずっと待ち続けたのだった。
羽田に戻って三脚を受け取れば、ちょうど吉祥寺ゆきのリムジンバス。初台を過ぎたあたりだっただろうか、いきなり窓の外が見えなくなるほどの“ゲリラ豪雨”。幸い、高井戸で一般道に下りて吉祥寺に向かう辺りではちょっと小降りになってくれたのだが、最後の最後で、この日、初めて傘をさす展開になったのだった。
始まってみればあっという間の1日だった。

【2024年9月15日12時46分】 阪堺電気軌道・大和川検車区
今度は車庫に停車中ではなく、営業運転に入っているところを撮りたい...、そのために、もう一度、大阪に行きたいと思っている<変態鉄>なのである。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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だから、撮影に行く気も失せるのである。
いや、晴れて、そして仕事も順調に片付いていたら小湊鐵道「観光急行」を撮りに行こうかとも思っていた。西広の曼珠沙華も気になるし...
でも、天気は安定せず、そして、仕事は溜まっていく一方。だからといって、何かの手当がつく...というものでないのが中小企業で働くサラリーマンの辛いところ。貯金など貯まろう筈もない。溜まっていくのはストレスだけである。
さぁ、そんなわけで、そろそろ「ネタ切れ注意報」が発令されそうな拙ブログ。
【2024年9月15日14時01分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
長らく続けてきた、9月15日の阪堺電車撮影会の話題も今日で最後。
あびこ道の車庫で撮ったら、そのまま阪堺電車で天王寺駅前に向かうのが“フツーの人”の行動だろうか。でも、<変態鉄>は商店街を歩いて、南海本線の住ノ江駅にやって来たのだった。
…… ……
2024年9月15日(日)雨のち晴れ
阪堺線と並行して南へと向かう路線が南海本線。こちらは、高架の複々線区間を長編成の電車が駆け抜けていく私鉄電車である。
【2024年9月15日14時02分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
住ノ江駅は、そんな南海本線の中では大阪市内最後の駅。ここを出ると、やはり、阪堺電車とお互いにハッキリ見えるくらいの距離で大和川鉄橋が架かっていて、それを渡れば、次の七道駅からは堺市内に入る。
ちなみに、七道駅からは綾ノ町電停が徒歩圏だろうか。
高架駅でありつつ、線路の海側、西側には車両基地があって。
【2024年9月15日14時01分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
ちょうど目の前で休んでいたのは関空特急「ラピート」である。
藍色の車体色もシックでオシャレ、車内は暖色系の灯りで円い窓から見える景色は...、<変態鉄>としては一度だけ乗ったことがあるのだが。
その側扉ヨコには30周年のステッカーが貼られており。
泉州沖に人工島をつくって、そこに国際空港を...というのは、90年台だからこそ通用したようなスケールの大きな話。でも、スタートは伊丹空港の騒音...だったはず。関空のオープン後には伊丹空港を廃止して...と聞いていたような気もするのだが、30年たっても伊丹の方が便数が多いなのである。
それはさておき、そういえば、少し前に1994年11月の京都駅でのスナップ写真をご紹介した(→ こちらhttps://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/2024-09-08)。この記事には載せなかったが、この日のネガには京都駅に入線してくる関空特急「はるか」号の写真もあって。
つまり、関空が開港したのは自分が高校生の頃だった。早いもので、30年。改めて、その時の流れの速さを実感するのである。
さて...
【2024年9月15日14時02分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
<変態鉄>としては、ライバルのJR特急「はるか」号よりも、個性的で、かつ、ゴージャスな印象の南海「ラピート」の方が車輌の面では“圧勝”だと思っている。
その最大の特徴といえそうなのが、この、何だか特撮モノのヒーローのような奇抜な前面デザイン。
最初に写真で見たときは「何だ、こりゃ??」という感じだったが、実見してみると空港特急に相応しい“非日常感”“特別感”が良いのである。これがもし、特急「サザン」との共通運用みたいな汎用特急車として製造されていたら...
名鉄もこれくらい、思い切ったことをすれば良かったのに...と、勝手にそんなことを思う<変態鉄>なのである。
【2024年9月15日14時04分】 南海電気鉄道南海本線・住ノ江駅
戦前の<鉄>の方が書いたものを読んでも、「車輌面では西高東低」...関西の方が車輌の性能も車内設備も東京の電車を上回っている...ということが書かれている。
その傾向は、いまも全然変わっていない気がするが、最近の南海電車だけは車輌に「関西私鉄らしさ」がなくなって、関東の大手私鉄の二番煎じ的な車輌が増えていると思う次第。
入ってきた普通電車も、イマドキ風の電車である。腰のところの識別灯は球切れではない。片方だけ点灯するのは南海本線の伝統。「普通」と「各停」を区別するのもココの特徴である。
いつも阪堺電車を利用するので、大阪ミナミの中心地、天王寺や難波は遠いところのように感じられるのだが、南海電車ならあっという間に天下茶屋、それを過ぎたらすぐに難波駅である。
【2024年9月15日14時16分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
降車ホームに降り立てば、隣のホームからは「ラピート」が発車するところ。
そう、関西万博のPRラッピングが施された編成である。
同じ電車から降りたフツーの人も、このキャラにはスマホのカメラを向けており。
【2024年9月15日14時17分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
時刻からすると「ラピートβ45号」だろうか。
ちょうど、発車するところだった。
それにしても、来年は関西万博の年。アレコレ言われているが、果たして成功するのだろうか。
【2024年9月15日14時17分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
薄暗いホームでの発車シーンの撮影。
ISO値を上げて、かつ、ちょっと遠ざかったところでシャッターを切るようにして少しでも被写体ブレを和らげるしか手は無かった。
でも、住ノ江で通常塗装、難波で期間限定の万博ラッピング編成を撮ることができて、短い時間ながら“車輌運”の良い日である。
【2024年9月15日14時17分】 南海電気鉄道南海本線・難波駅
こういう平凡な撮り方しかできないのが悔しいところだが、この、頭端ホームにズラッと電車が顔を揃えるのが関西私鉄のターミナルの魅力だろうか。
…… ……
ここからは<速報版>で書いた通り。難波で遅めの昼食を済ませたら15時過ぎの空港バスで伊丹へ。こういうときに限って高速道路は極めて順調なのである。20分少々で伊丹に到着してしまって...
でも、ゆっくりできるスペースもなく、<変態鉄>のモバイルルーターの通信性能の限界...だろうか、持ってきたタブレットで大相撲中継を視ることも叶わず。
【2024年9月15日16時40分】 大阪府豊中市蛍池・大阪国際空港
あとは搭乗待合室で、ずっと、ただ、ずっと待ち続けたのだった。
羽田に戻って三脚を受け取れば、ちょうど吉祥寺ゆきのリムジンバス。初台を過ぎたあたりだっただろうか、いきなり窓の外が見えなくなるほどの“ゲリラ豪雨”。幸い、高井戸で一般道に下りて吉祥寺に向かう辺りではちょっと小降りになってくれたのだが、最後の最後で、この日、初めて傘をさす展開になったのだった。
始まってみればあっという間の1日だった。
【2024年9月15日12時46分】 阪堺電気軌道・大和川検車区
今度は車庫に停車中ではなく、営業運転に入っているところを撮りたい...、そのために、もう一度、大阪に行きたいと思っている<変態鉄>なのである。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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