少しだけ秋の気配の小湊鐵道へ(1)
あまり数字を気にしないのが、自分のブログへの向き合い方。だから、アフィリエイトとか...そういうのに興味を持つこともなく。
でも、それでも、記事を新規に書くためにも管理画面を開くことは、毎日、必要で。そうすると、各記事のアクセス数なども分かる。分かってしまう。
そうすると、意外な傾向が見つかるわけで。
拙ブログ、「撮影記」と「旅行記」が中心である筈...だが、自分の好みもあって、時折、むかし...90年台から2000年くらいまでにMDで録音した各列車の車内放送をネタに記事を書いている。
むかしでいうところの“雨傘番組”的に、撮影記が空いてしまったところで挿入することが多いのだが、なぜか、カテゴリー別で見ると「車内放送」にアクセス数が集まりやすい傾向にあるみたいで。
う~ん...。
逆に、早起きして頑張って撮影してきた阪堺電車の話題などは、なかなか読んでもらえなくて。
確かにいつも同じような場所で撮ることになるし、何と言っても阪堺電車はファンも多く、カメラを向ける人の数もかなり多いので、<変態鉄>の撮るような写真では...ということも分かるのだが。
そういう意味では、小湊鐵道も多くの方が撮りに訪れており。
ネット上で見かける写真も、<変態鉄>としては「目指してみたい」というよりも短足...いや、「嘆息!!」というだけ。見事な写真の数々に圧倒されてしまって、自分が撮りに行きたくなくなるので、あまりネットを見たくない...と思うくらい。
まぁ、それでも「数字を追わない」、恥ずかしげもなく、その写真を貼り続けるのが<変態鉄>。
さて、先日、「明日、ちょっと撮りに行けるかな...」とプランを考えていた矢先、X(旧twitter)で見つけた1枚の写真に目がとまって。

【2024年9月6日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅
こう何度も訪れていると、詳細な撮影地が書いてなくても背景に写り込んだ建物などで、だいたいの場所が分かるようになってきて。
急遽、プラン変更。その地点に急行してみることにしたのが9月6日の金曜日。ただ、夕方までに都内に戻らないといけないので、ちょっと慌ただしくなったが、小湊キハ、この時期しか撮れないシーンを。
…… ……
6日の金曜日。仕事は休み。ただ、夕方から都内で用事が入っていたので17時頃までに戻らないとならなかったのだが、晴れ予報だったので、どこかに出かけてみようか...と。

【2023年8月24日10時12分】 いすみ鉄道線・国吉駅
そんなときに思い浮かんだのは、いすみ鉄道・国吉駅に保存されているキハ28 2346号車のこと。<変態鉄>の元にも返礼品が届いており。
何と言っても、再塗装されたばかりの美しい姿を撮っておきたい...と思うのだが、なかなか行く機会が無くて。
朝、大多喜へ高速バスで。国吉へキハ28形を見に行って上総中野経由で五井に抜けて。途中下車して小湊キハを撮ってこよう、そう、思ったのだが...
9月に入って早々、迷走に迷走を重ねた台風とそれによって南から吹き込む湿った空気、台風は九州の方へ逸れたが2日は関東地方でも強い雨となり。
東京はそれほどの影響はなかったものの、やっぱり...

小湊鉄道線は落石の影響で里見-上総中野間が運転見合わせ、復旧まではしばらく時間を要する...とのことだった。
しかも...
小湊鐵道に並行する県道は、先に6月の大雨による土砂崩れで長期通行止め。いつもと違うのは、小湊鉄道線の代行バスの経路も...
それでも、数日後、1日2往復だけだが、上総中野までの代行バスが設定され。
その代行バスの時刻表、「上総大久保-養老渓谷間は、久留里・亀山廻り」と、しれっとスゴいことが書いてあるのだった。確かに、普段なら数分で行ける同区間が45分もかかっているわけで。
「久留里・亀山 ~ 上総中野」ということは、意外な形で“木原線”が全通してしまった...ということになるのだろうか。
もちろん、物見遊山で代行バスに乗る...というのは賛否分かれるところだろう。自分もできるだけ行かないようにしている。ただ、やはり気になるモノで...
大多喜~上総牛久間は普段から小湊バスの路線があるので、それを利用するプランも考えたが、本数が多いと言うほどもなく。
むしろ、上総中野を14時に発つ代行バスだと、国吉でキハ28を撮って、五井経由でうまく帰ってこられる...と。
でも...
X(旧twitter)で見つけた画像に急遽、予定を変更。残念ながら、国吉駅を訪れるのは次回にして高滝に向かうことにしたのだった。
2024年9月6日(金)晴れ
キハ40形による「観光急行」が始まって以来、小湊鐵道を訪れるのは日曜に決まっていたが、久々の平日。<変態鉄>の自宅から五井までは総武快速線経由で約2時間かかる。
五井駅を9:06発の第13列車に乗ろうと思ったら自宅を7時に出ないといけない。つまり、朝ラッシュのまっただ中に三脚とカメラバッグを抱えて...、これが最大の憂鬱なのである。

【2024年9月6日8時54分】 内房線・五井駅
幸い、仕事の日と違って“出撃”の日はアラームをセットした時刻より少しだけ早めに目が覚めることが多くて。
ちょっと早めに6時半の井の頭線で。もちろん、新宿からの中央線快速は混雑していたが、それでも、ぎゅーぎゅー詰めということは無く。
7:20頃、総武地下ホームへ。ちょうど津田沼止まりが続くところに当たってしまって、千葉ゆきは7:34発。E235系のトップナンバーだっただろうか。東京駅で降車客は多く座ることもできて。
ただ、この朝、横須賀線内の踏切確認のため電車は軒並み数分程度遅れており。この電車も3分遅れ。
それでも、千葉駅で8:25発の木更津ゆき。置換えが近いと噂される209系、こちらも座ることができて。9時前に五井駅到着である。

【2024年9月6日8時56分】 小湊鉄道線・五井駅
総武快速線の遅れはあっても、予定より早い電車で来ていたので、五井駅ではちょっとだけ余裕があって。
もちろん、ココ。跨線橋の窓を開けて五井機関区の様子を1枚。
「里山トロッコ」(運休中)の客車は居るもののツートンカラーのキハ200形ばかりが並ぶ五井機関区。2020年以前に戻ったみたいな。
<変態鉄>の推測では、冷房使用期はキハ40形を優先的に運用することにしているのではないか...と。もともとキハ200形のサブエンジン方式の冷房装置は暑さに弱い。
だから、キハ200が走っているのは朝晩に限られ、自分のように日中の訪問だと、この時期は沿線で撮ることができるのがキハ40形に限定されており。

【2024年9月6日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅
さて、1日フリーきっぷを買ったらホームに下りて。
ホーム向かい側にずっと置かれているのは、キハ206号機。「休車」の札が掛かっていたのは確認済みだが、車内は倉庫代用のようになっているようで。
それにしても、キハ200形は揃ってお休み中なのである。

【2024年9月6日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅
そして、この朝の第13列車は、タラコ色のキハ40 5号機単行。
珍しいのは前面幕が「里見」になっていること。

【2024年9月6日9時05分】 小湊鉄道線・五井駅
もちろん、側サボも、珍しい緑地の「五井-里見」が掲出されており。これ自体、現行のダイヤでは夕方に1往復の設定があるので、見られないものではないのだが、日中は珍しい。
本来は上総中野ゆきである。

【2024年9月6日9時05分】 小湊鉄道線・五井駅
そして、気になったのがこの「区名札」。何だか本家のJRに残る国鉄型よりも遙かに国鉄らしくなってきているのである。「五機」は五井機関区の...
そもそもファン向けではなく、保守の限界が近づいているキハ200形の延命と置換えのためにキハ40形を導入したはずだが、絶対、内部に相当なマニアがいる筈...そう思っている。
さて、この列車、発車時刻は過ぎたが、総武快速線の遅れ。本来、9:01に五井駅に到着してこの列車と接続する君津ゆき快速が遅れているのを接続したため、数分遅れでの発車となった。
その快速は10分ほどの遅れで五井駅に到着、駅員さんの誘導で数名の乗客がキハに駆け込んできたら、ちょうどE131系の回送が来るのと同時くらいに、こちらも発車である。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。

にほんブログ村
でも、それでも、記事を新規に書くためにも管理画面を開くことは、毎日、必要で。そうすると、各記事のアクセス数なども分かる。分かってしまう。
そうすると、意外な傾向が見つかるわけで。
拙ブログ、「撮影記」と「旅行記」が中心である筈...だが、自分の好みもあって、時折、むかし...90年台から2000年くらいまでにMDで録音した各列車の車内放送をネタに記事を書いている。
むかしでいうところの“雨傘番組”的に、撮影記が空いてしまったところで挿入することが多いのだが、なぜか、カテゴリー別で見ると「車内放送」にアクセス数が集まりやすい傾向にあるみたいで。
う~ん...。
逆に、早起きして頑張って撮影してきた阪堺電車の話題などは、なかなか読んでもらえなくて。
確かにいつも同じような場所で撮ることになるし、何と言っても阪堺電車はファンも多く、カメラを向ける人の数もかなり多いので、<変態鉄>の撮るような写真では...ということも分かるのだが。
そういう意味では、小湊鐵道も多くの方が撮りに訪れており。
ネット上で見かける写真も、<変態鉄>としては「目指してみたい」というよりも短足...いや、「嘆息!!」というだけ。見事な写真の数々に圧倒されてしまって、自分が撮りに行きたくなくなるので、あまりネットを見たくない...と思うくらい。
まぁ、それでも「数字を追わない」、恥ずかしげもなく、その写真を貼り続けるのが<変態鉄>。
さて、先日、「明日、ちょっと撮りに行けるかな...」とプランを考えていた矢先、X(旧twitter)で見つけた1枚の写真に目がとまって。
【2024年9月6日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅
こう何度も訪れていると、詳細な撮影地が書いてなくても背景に写り込んだ建物などで、だいたいの場所が分かるようになってきて。
急遽、プラン変更。その地点に急行してみることにしたのが9月6日の金曜日。ただ、夕方までに都内に戻らないといけないので、ちょっと慌ただしくなったが、小湊キハ、この時期しか撮れないシーンを。
…… ……
6日の金曜日。仕事は休み。ただ、夕方から都内で用事が入っていたので17時頃までに戻らないとならなかったのだが、晴れ予報だったので、どこかに出かけてみようか...と。
【2023年8月24日10時12分】 いすみ鉄道線・国吉駅
そんなときに思い浮かんだのは、いすみ鉄道・国吉駅に保存されているキハ28 2346号車のこと。<変態鉄>の元にも返礼品が届いており。
何と言っても、再塗装されたばかりの美しい姿を撮っておきたい...と思うのだが、なかなか行く機会が無くて。
朝、大多喜へ高速バスで。国吉へキハ28形を見に行って上総中野経由で五井に抜けて。途中下車して小湊キハを撮ってこよう、そう、思ったのだが...
9月に入って早々、迷走に迷走を重ねた台風とそれによって南から吹き込む湿った空気、台風は九州の方へ逸れたが2日は関東地方でも強い雨となり。
東京はそれほどの影響はなかったものの、やっぱり...

(小湊鐵道公式webサイトより)
小湊鉄道線は落石の影響で里見-上総中野間が運転見合わせ、復旧まではしばらく時間を要する...とのことだった。
しかも...
小湊鐵道に並行する県道は、先に6月の大雨による土砂崩れで長期通行止め。いつもと違うのは、小湊鉄道線の代行バスの経路も...
それでも、数日後、1日2往復だけだが、上総中野までの代行バスが設定され。
その代行バスの時刻表、「上総大久保-養老渓谷間は、久留里・亀山廻り」と、しれっとスゴいことが書いてあるのだった。確かに、普段なら数分で行ける同区間が45分もかかっているわけで。
「久留里・亀山 ~ 上総中野」ということは、意外な形で“木原線”が全通してしまった...ということになるのだろうか。
もちろん、物見遊山で代行バスに乗る...というのは賛否分かれるところだろう。自分もできるだけ行かないようにしている。ただ、やはり気になるモノで...
大多喜~上総牛久間は普段から小湊バスの路線があるので、それを利用するプランも考えたが、本数が多いと言うほどもなく。
むしろ、上総中野を14時に発つ代行バスだと、国吉でキハ28を撮って、五井経由でうまく帰ってこられる...と。
でも...
X(旧twitter)で見つけた画像に急遽、予定を変更。残念ながら、国吉駅を訪れるのは次回にして高滝に向かうことにしたのだった。
2024年9月6日(金)晴れ
キハ40形による「観光急行」が始まって以来、小湊鐵道を訪れるのは日曜に決まっていたが、久々の平日。<変態鉄>の自宅から五井までは総武快速線経由で約2時間かかる。
五井駅を9:06発の第13列車に乗ろうと思ったら自宅を7時に出ないといけない。つまり、朝ラッシュのまっただ中に三脚とカメラバッグを抱えて...、これが最大の憂鬱なのである。
【2024年9月6日8時54分】 内房線・五井駅
幸い、仕事の日と違って“出撃”の日はアラームをセットした時刻より少しだけ早めに目が覚めることが多くて。
ちょっと早めに6時半の井の頭線で。もちろん、新宿からの中央線快速は混雑していたが、それでも、ぎゅーぎゅー詰めということは無く。
7:20頃、総武地下ホームへ。ちょうど津田沼止まりが続くところに当たってしまって、千葉ゆきは7:34発。E235系のトップナンバーだっただろうか。東京駅で降車客は多く座ることもできて。
ただ、この朝、横須賀線内の踏切確認のため電車は軒並み数分程度遅れており。この電車も3分遅れ。
それでも、千葉駅で8:25発の木更津ゆき。置換えが近いと噂される209系、こちらも座ることができて。9時前に五井駅到着である。
【2024年9月6日8時56分】 小湊鉄道線・五井駅
総武快速線の遅れはあっても、予定より早い電車で来ていたので、五井駅ではちょっとだけ余裕があって。
もちろん、ココ。跨線橋の窓を開けて五井機関区の様子を1枚。
「里山トロッコ」(運休中)の客車は居るもののツートンカラーのキハ200形ばかりが並ぶ五井機関区。2020年以前に戻ったみたいな。
<変態鉄>の推測では、冷房使用期はキハ40形を優先的に運用することにしているのではないか...と。もともとキハ200形のサブエンジン方式の冷房装置は暑さに弱い。
だから、キハ200が走っているのは朝晩に限られ、自分のように日中の訪問だと、この時期は沿線で撮ることができるのがキハ40形に限定されており。
【2024年9月6日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅
さて、1日フリーきっぷを買ったらホームに下りて。
ホーム向かい側にずっと置かれているのは、キハ206号機。「休車」の札が掛かっていたのは確認済みだが、車内は倉庫代用のようになっているようで。
それにしても、キハ200形は揃ってお休み中なのである。
【2024年9月6日9時04分】 小湊鉄道線・五井駅
そして、この朝の第13列車は、タラコ色のキハ40 5号機単行。
珍しいのは前面幕が「里見」になっていること。
【2024年9月6日9時05分】 小湊鉄道線・五井駅
もちろん、側サボも、珍しい緑地の「五井-里見」が掲出されており。これ自体、現行のダイヤでは夕方に1往復の設定があるので、見られないものではないのだが、日中は珍しい。
本来は上総中野ゆきである。
【2024年9月6日9時05分】 小湊鉄道線・五井駅
そして、気になったのがこの「区名札」。何だか本家のJRに残る国鉄型よりも遙かに国鉄らしくなってきているのである。「五機」は五井機関区の...
そもそもファン向けではなく、保守の限界が近づいているキハ200形の延命と置換えのためにキハ40形を導入したはずだが、絶対、内部に相当なマニアがいる筈...そう思っている。
さて、この列車、発車時刻は過ぎたが、総武快速線の遅れ。本来、9:01に五井駅に到着してこの列車と接続する君津ゆき快速が遅れているのを接続したため、数分遅れでの発車となった。
その快速は10分ほどの遅れで五井駅に到着、駅員さんの誘導で数名の乗客がキハに駆け込んできたら、ちょうどE131系の回送が来るのと同時くらいに、こちらも発車である。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。

にほんブログ村
この記事へのコメント