夏空の熊本・宮崎へ(19)上熊本駅で再び...
事前に何も調べずに訪れるのは、<変態鉄>のいつもの悪い癖。島公園の403号車を見つけるのに手こずったことが原因だが、11時半の電車に乗り遅れたのが痛かった。辛島町に戻ってから15時の大相撲中継まで何をして過ごそうか...と悩んでいたが、一転。
熊本駅と上熊本駅での乗り継ぎが悪すぎて...
結局、辛島町に戻れたのは14時半少し前。あと30分弱というのは、近くのお店に入って昼食をとるのにはちょっと短くて、何をするにも一番、中途半端な時間が余ったのだった。連泊なので早めにホテルに戻っても支障はないのだが、何だか勿体ない気もして。
さて、そんな7月22日の熊本電鉄...菊池電車の訪問記。

【2024年7月22日13時41分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
X(旧ツイッター)上に熊本電鉄の熱いファンの方は、結構いらっしゃって、車両面を中心に情報は少しずつ入ってくるので、偶然、知っていたのだが、この都営三田線6000形、もう最後の1本になっているみたいで。
いや、都営三田線といえば青帯でなくては...なのだが、期間限定で熊本電鉄の(旧??)コーポレートカラーの臙脂色の帯に“復刻”されているとのこと。
ぬぁんと、その姿での運転期間は極めて短く、8月下旬には色が変わる予定...と。(その後、赤帯の期間は延長された模様)
そんなレアな姿、何も調べずに訪れたものの、最後の最後にチラッと見ることができたのだった。
…… ……
2024年7月22日(月)晴れ
<変態鉄>が前に、熊本電鉄を訪れたのは2012年2月、まだ寒い時期。このときは、まだ、旅行先では真面目に過ごしていた(??)。
熊本市電をちょっと見て、藤崎宮前近くの併用軌道区間を撮って(雨で苦労した記憶)、その後、熊本城の天守閣を見学しに行ったり。
そのときの“お目当て”は東急「アオガエル」の最後の活躍を撮ること...だったが、そのとき、三田線6000形は当たり前のように走っていた。
でも...
いつの間にか、“ひと回り”しており。2024年の熊本電鉄は、車両の世代交代が済んでいて。東京メトロ01系、03系と、この電車。

【2024年7月22日13時37分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
静岡鉄道静岡清水線から移籍してきた1000形車が主力車となっており。
静鉄電車というのも、東海道線の車窓にすれ違うところをチラッと見ただけで、残念ながら乗車する機会はなく。この1000形も一度は駿河の地で乗ってみたかったような気もするが。1月の訪問時に藤崎宮前近くで撮りはしたが、熊本でも、まだ、乗っていないのである。

【2024年7月22日13時39分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
ホームに立って車両基地の様子を観察していると、程なく、先ほどの「くまモン」ラッピングの01系が戻ってきた。
上熊本-北熊本の“ヒゲ線”は、全線で10分くらいなので、日中30分間隔だと1本の電車で羽子板運用になるのは自然な流れで。

【2024年7月22日13時41分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
03系の御代志ゆきが反対側の2番ホームに接近してきているのがわかって。
暑いので、上熊本ゆき01系に乗って、車内で冷房の風に当たりながら待っても良かったが、「そういえば、都営三田線を見ていない!!」と。
北熊本以外の駅で留置されるような運用は無かったような気がして。つまり、今度の藤崎宮前ゆきが6000形である確率が高まるわけで。
それで、ホームで待っていた次第。期間限定の赤帯姿を撮ることができたのだった。
…… ……
帰りの上熊本ゆきも、地元の人を中心に買い物帰りや学校帰りと思しき人たちで半分ほどの席が埋まって。
坪井川沿いの住宅街、途中駅でも一定の乗り降りがあったのは、往路と同じ。
でも、驚いたのは上熊本駅。まるで、お別れ運転のような...、狭いホームには観光客で溢れかえっており。電車がゆっくりとホームに差し掛かると、一斉にスマホのカメラを向けて。一瞬、何かあったのか...と。そう、海外からの観光客に「くまモン」の人気は高く。「くまモン」ラッピングの電車が走るということで、この熊本電鉄も、インバウンドの注目を集めているようで。

【2024年7月22日13時55分】 熊本市交通局上熊本線・上熊本電停
だから、帰りの上熊本駅では写真を撮る余裕はなく。
JRの駅前広場を横切って、駅の南側に進んだところにあるのが市電の上熊本電停。
こちらの方が、むしろ、私鉄電車のターミナル駅のような風格のある駅である。ホームに立てば、車止めの向こう、駅前広場を挟んで北側に熊本電鉄の上熊本駅。停車中の01系電車の姿が確認できる。
ただ...、ここでも。
主に人手不足が原因で熊本市電は減便が続いており。この訪問の直前、6月末にも朝ラッシュを中心に、乗務員不足を理由としたまとまった減便改正が行われ。
そんなこともあって、B系統は日中、原則として15分間隔での運転。

【2024年7月22日13時58分】 熊本市交通局上熊本線・上熊本電停
車庫の様子が一望できるのも、上熊本電停の楽しさ。
ただ、支障物も多く車両の写真を撮ることは困難で。この日、5014号車は陽の当たる場所に引き出されて整備を受けており。
そうこうしていると1203号車。折返し待ちの時間、冷房の効いた車内でノンビリと過ごしつつ、このまま辛島町のホテルに戻ると時間の余裕が...と、冒頭に書いたことを悩んで。
電車は、上熊本を発車する時点では乗客はわずかだが、辛島町に向けて南下している間に、途中の電停から乗ってくる人も多く、だんだん車内の座席も埋まってくるのだった。そんな車内で悩んだ末に、1つ手前の西辛島町電停で下車したのだった。

【2024年7月22日14時27分】 熊本市交通局幹線・慶徳校前-辛島町
そう、あのA・B両系統が分岐する交差点、セブンイレブンの前に立つと、この時間帯、交差点をゆく電車を順光で撮ることができて。
2日連続、同じ場所での撮影は、あまりにも芸がないのだが。
ただ、今回、(5014号車を除けば)熊本市電の“レア車”は基本的に全部、順光カットを撮れたような気がする。前回は、1205号車も“COCORO”も、一度も走っているのを見かけなかったし、1063号車も苦し紛れの流し撮りしただけ。それなのに今回は...
いきなりの“COCORO”。
そして...

【2024年7月22日14時31分】 熊本市交通局幹線・辛島町-慶徳校前
<変態鉄>が“電車”に興味を持ち始めた時期、「軽快電車」として颯爽と登場した8500形。

【2024年7月22日14時40分】 熊本市交通局幹線・辛島町-慶徳校前
その後を追って登場したのが9200形。9700形から超低床連接車に移行するので、その過渡期にあたる車両である。
富山の8000形などといっしょで、ちょっと目立たない存在だろうか。自分としても、あまり、狙って撮る車両ではなくて。この車両は広告塗装になっており。
さぁ、暑さに耐えながら15時まで、もうちょっと撮って。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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熊本駅と上熊本駅での乗り継ぎが悪すぎて...
結局、辛島町に戻れたのは14時半少し前。あと30分弱というのは、近くのお店に入って昼食をとるのにはちょっと短くて、何をするにも一番、中途半端な時間が余ったのだった。連泊なので早めにホテルに戻っても支障はないのだが、何だか勿体ない気もして。
さて、そんな7月22日の熊本電鉄...菊池電車の訪問記。
【2024年7月22日13時41分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
X(旧ツイッター)上に熊本電鉄の熱いファンの方は、結構いらっしゃって、車両面を中心に情報は少しずつ入ってくるので、偶然、知っていたのだが、この都営三田線6000形、もう最後の1本になっているみたいで。
いや、都営三田線といえば青帯でなくては...なのだが、期間限定で熊本電鉄の(旧??)コーポレートカラーの臙脂色の帯に“復刻”されているとのこと。
ぬぁんと、その姿での運転期間は極めて短く、8月下旬には色が変わる予定...と。(その後、赤帯の期間は延長された模様)
そんなレアな姿、何も調べずに訪れたものの、最後の最後にチラッと見ることができたのだった。
…… ……
2024年7月22日(月)晴れ
<変態鉄>が前に、熊本電鉄を訪れたのは2012年2月、まだ寒い時期。このときは、まだ、旅行先では真面目に過ごしていた(??)。
熊本市電をちょっと見て、藤崎宮前近くの併用軌道区間を撮って(雨で苦労した記憶)、その後、熊本城の天守閣を見学しに行ったり。
そのときの“お目当て”は東急「アオガエル」の最後の活躍を撮ること...だったが、そのとき、三田線6000形は当たり前のように走っていた。
でも...
いつの間にか、“ひと回り”しており。2024年の熊本電鉄は、車両の世代交代が済んでいて。東京メトロ01系、03系と、この電車。
【2024年7月22日13時37分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
静岡鉄道静岡清水線から移籍してきた1000形車が主力車となっており。
静鉄電車というのも、東海道線の車窓にすれ違うところをチラッと見ただけで、残念ながら乗車する機会はなく。この1000形も一度は駿河の地で乗ってみたかったような気もするが。1月の訪問時に藤崎宮前近くで撮りはしたが、熊本でも、まだ、乗っていないのである。
【2024年7月22日13時39分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
ホームに立って車両基地の様子を観察していると、程なく、先ほどの「くまモン」ラッピングの01系が戻ってきた。
上熊本-北熊本の“ヒゲ線”は、全線で10分くらいなので、日中30分間隔だと1本の電車で羽子板運用になるのは自然な流れで。
【2024年7月22日13時41分】 熊本電鉄菊池線・北熊本駅
03系の御代志ゆきが反対側の2番ホームに接近してきているのがわかって。
暑いので、上熊本ゆき01系に乗って、車内で冷房の風に当たりながら待っても良かったが、「そういえば、都営三田線を見ていない!!」と。
北熊本以外の駅で留置されるような運用は無かったような気がして。つまり、今度の藤崎宮前ゆきが6000形である確率が高まるわけで。
それで、ホームで待っていた次第。期間限定の赤帯姿を撮ることができたのだった。
…… ……
帰りの上熊本ゆきも、地元の人を中心に買い物帰りや学校帰りと思しき人たちで半分ほどの席が埋まって。
坪井川沿いの住宅街、途中駅でも一定の乗り降りがあったのは、往路と同じ。
でも、驚いたのは上熊本駅。まるで、お別れ運転のような...、狭いホームには観光客で溢れかえっており。電車がゆっくりとホームに差し掛かると、一斉にスマホのカメラを向けて。一瞬、何かあったのか...と。そう、海外からの観光客に「くまモン」の人気は高く。「くまモン」ラッピングの電車が走るということで、この熊本電鉄も、インバウンドの注目を集めているようで。
【2024年7月22日13時55分】 熊本市交通局上熊本線・上熊本電停
だから、帰りの上熊本駅では写真を撮る余裕はなく。
JRの駅前広場を横切って、駅の南側に進んだところにあるのが市電の上熊本電停。
こちらの方が、むしろ、私鉄電車のターミナル駅のような風格のある駅である。ホームに立てば、車止めの向こう、駅前広場を挟んで北側に熊本電鉄の上熊本駅。停車中の01系電車の姿が確認できる。
ただ...、ここでも。
主に人手不足が原因で熊本市電は減便が続いており。この訪問の直前、6月末にも朝ラッシュを中心に、乗務員不足を理由としたまとまった減便改正が行われ。
そんなこともあって、B系統は日中、原則として15分間隔での運転。
【2024年7月22日13時58分】 熊本市交通局上熊本線・上熊本電停
車庫の様子が一望できるのも、上熊本電停の楽しさ。
ただ、支障物も多く車両の写真を撮ることは困難で。この日、5014号車は陽の当たる場所に引き出されて整備を受けており。
そうこうしていると1203号車。折返し待ちの時間、冷房の効いた車内でノンビリと過ごしつつ、このまま辛島町のホテルに戻ると時間の余裕が...と、冒頭に書いたことを悩んで。
電車は、上熊本を発車する時点では乗客はわずかだが、辛島町に向けて南下している間に、途中の電停から乗ってくる人も多く、だんだん車内の座席も埋まってくるのだった。そんな車内で悩んだ末に、1つ手前の西辛島町電停で下車したのだった。
【2024年7月22日14時27分】 熊本市交通局幹線・慶徳校前-辛島町
そう、あのA・B両系統が分岐する交差点、セブンイレブンの前に立つと、この時間帯、交差点をゆく電車を順光で撮ることができて。
2日連続、同じ場所での撮影は、あまりにも芸がないのだが。
ただ、今回、(5014号車を除けば)熊本市電の“レア車”は基本的に全部、順光カットを撮れたような気がする。前回は、1205号車も“COCORO”も、一度も走っているのを見かけなかったし、1063号車も苦し紛れの流し撮りしただけ。それなのに今回は...
いきなりの“COCORO”。
そして...
【2024年7月22日14時31分】 熊本市交通局幹線・辛島町-慶徳校前
<変態鉄>が“電車”に興味を持ち始めた時期、「軽快電車」として颯爽と登場した8500形。
【2024年7月22日14時40分】 熊本市交通局幹線・辛島町-慶徳校前
その後を追って登場したのが9200形。9700形から超低床連接車に移行するので、その過渡期にあたる車両である。
富山の8000形などといっしょで、ちょっと目立たない存在だろうか。自分としても、あまり、狙って撮る車両ではなくて。この車両は広告塗装になっており。
さぁ、暑さに耐えながら15時まで、もうちょっと撮って。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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