南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」(9)走るレールバス <前編>
この記事がアップされて、まもなく、再び<変態鉄>は動き出す。
そう、倉敷...水島に向かうのである。本当は前泊で現地入りして、朝から東水島駅付近で撮りたかった。でも、仕事が...
夜遅くまでの勤務なので、もはや「サンライズ」に乗ることも難しいのである。朝一番のヒコーキで10時すぎに倉敷に到着できる見込み。
何とか...
水島駅のホームでDD50+キハの編成を駅撮りできれば...と思っている。
さて、10月8日の南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」、13時から15時までは停車している車両たちの撮影会がメイン。そして、15時から2往復、駅構内の線路をレールバス・キハ101号車がデモ走行、そのあと、入庫作業を挟んで16時過ぎから「夕暮れ撮影会」というスケジュール。
13時開始18時終了のイベントというのは、長いと思っていたのだが、実際、撮り始めるとあっという間だった。

【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
さぁ、15時。キハ101号車のデモ走行。
旧七戸駅の構内、国道4号バイパスの手前までの300 mくらいの線路が残されており。そこを2往復するとのこと。
1往復目はフツーに走り、2往復目はホーム端に建てられた腕木式信号機の前でいったん停車して撮影タイムを設ける...とのことで。
やはり、走行シーンを...
まずは、腕木式信号機の少し先でカメラを構えて。
…… ……
2023年10月8日(日)曇り一時晴れ
線路の北側は、かつては貨物側線があった部分だと思われ。いまは真新しいものも含めて住宅が建ち並んでおり。

【2023年10月8日15時01分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
でも、線路の脇にはススキに覆われた、十分な引きの取れるスペースがあって。そこでカメラを構えることにした。
さぁ、カメラを構えてしばらくすると、あの独特の汽笛の音。「ヴィーーーーっ!!」と。

【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
白煙が噴き上がり、レールバスはゆっくりと七戸駅のホームを離れる。
80年代の国鉄合理化で、線内貨物が事実上の廃止に追い込まれた後は合理化のため、全線を1閉塞にしていたという。
曇り空だった分、皆さん、光線状態を気にせずに、めいめいのポジションでカメラを構えているので、その姿が写り込んでしまうのだが、それもイベントらしさ。
いや、ヘッドライトを点灯し、白い煙を上げながら自力で走る姿が見られる事自体が“奇跡”なのである。

【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
やはり、かなりゆっくりしたスピードで。
フツーの鉄道車両の半分くらいの大きさ、バス用の部材を多用した車体は、その1960年代のバスの車体にも通じる丸っこいボディにリベット(鋲)が並んだ飾り気のない姿。鉄道車両に比べてバスの“寿命”は半分以下。昭和30年代に製造されたバスは、ほとんど残っていないのである。
さぁ、その貴重な車体がファインダーの中で、だんだん大きくなってくる。引き付けての1枚、走行シーンもキッチリと記録することができて、ホット一息...、ではなくて。

【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
車体長が短い分、いつもの撮影とは感覚が違って。
線路に近づいての撮影ではあっても、サイドからのカットも可能で。車体の小ささゆえである。

【2023年10月8日15時09分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
その走り去る姿を後追いで。
自分の立ち位置は、機関庫から出てきた線路が本線に合流する分岐器付近。振り返れば、後ろには駅裏の防風林(??)が見えて。
現役時代、90年代の訪問は叶わなかったが、もし、撮りに来ていたとしたら七戸駅構内でこんなカットを撮っていたかも知れない...という1枚。
国道4号バイパスの手前に車止めがあって。その手前でしばらく停車。まもなく、折返しである。

【2023年10月8日15時10分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
野辺地から戻ってきたレールバスは、僅かな乗客を乗せて、終着・七戸駅の構内に進入し...の画。

【2023年10月8日15時10分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
左前方の視界が広がって機関庫が姿を現すと、まもなく七戸駅に到着、僅かな乗客は揺れる車内で身支度をはじめて...といった感じだろうか。
車内にほとんど人影が見えないのも、現役時代(の最末期以外)の日常風景だったという。

【2023年10月8日15時11分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
車体色と同化してしまいがちだが、テールライトの紅い光が印象的で。
腕木式信号機の前を通過したら、まもなく対向式のホームに差し掛かる。機関庫側の2番ホームに到着である。
ちなみに、当初はここから十和田市方面への延伸が想定されており、そのため、七戸駅は構造的には中間駅のような感じになっており。

【2023年10月8日15時12分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
先ほどまで、多くの<鉄>がカメラを構えていた僚車・キハ102号車の周りの人も少なくなって。
点検・整備のために庫外に引き出された2両が午後の日差しを浴びて...みたいなシーン。
さぁ、続いて2往復目のデモ走行。少しだけ立ち位置を変えて、腕木式信号機の真横付近へ。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そう、倉敷...水島に向かうのである。本当は前泊で現地入りして、朝から東水島駅付近で撮りたかった。でも、仕事が...
夜遅くまでの勤務なので、もはや「サンライズ」に乗ることも難しいのである。朝一番のヒコーキで10時すぎに倉敷に到着できる見込み。
何とか...
水島駅のホームでDD50+キハの編成を駅撮りできれば...と思っている。
さて、10月8日の南部縦貫鉄道「レールバス 夕暮れ撮影会」、13時から15時までは停車している車両たちの撮影会がメイン。そして、15時から2往復、駅構内の線路をレールバス・キハ101号車がデモ走行、そのあと、入庫作業を挟んで16時過ぎから「夕暮れ撮影会」というスケジュール。
13時開始18時終了のイベントというのは、長いと思っていたのだが、実際、撮り始めるとあっという間だった。
【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
さぁ、15時。キハ101号車のデモ走行。
旧七戸駅の構内、国道4号バイパスの手前までの300 mくらいの線路が残されており。そこを2往復するとのこと。
1往復目はフツーに走り、2往復目はホーム端に建てられた腕木式信号機の前でいったん停車して撮影タイムを設ける...とのことで。
やはり、走行シーンを...
まずは、腕木式信号機の少し先でカメラを構えて。
…… ……
2023年10月8日(日)曇り一時晴れ
線路の北側は、かつては貨物側線があった部分だと思われ。いまは真新しいものも含めて住宅が建ち並んでおり。
【2023年10月8日15時01分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
でも、線路の脇にはススキに覆われた、十分な引きの取れるスペースがあって。そこでカメラを構えることにした。
さぁ、カメラを構えてしばらくすると、あの独特の汽笛の音。「ヴィーーーーっ!!」と。
【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
白煙が噴き上がり、レールバスはゆっくりと七戸駅のホームを離れる。
80年代の国鉄合理化で、線内貨物が事実上の廃止に追い込まれた後は合理化のため、全線を1閉塞にしていたという。
曇り空だった分、皆さん、光線状態を気にせずに、めいめいのポジションでカメラを構えているので、その姿が写り込んでしまうのだが、それもイベントらしさ。
いや、ヘッドライトを点灯し、白い煙を上げながら自力で走る姿が見られる事自体が“奇跡”なのである。
【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
やはり、かなりゆっくりしたスピードで。
フツーの鉄道車両の半分くらいの大きさ、バス用の部材を多用した車体は、その1960年代のバスの車体にも通じる丸っこいボディにリベット(鋲)が並んだ飾り気のない姿。鉄道車両に比べてバスの“寿命”は半分以下。昭和30年代に製造されたバスは、ほとんど残っていないのである。
さぁ、その貴重な車体がファインダーの中で、だんだん大きくなってくる。引き付けての1枚、走行シーンもキッチリと記録することができて、ホット一息...、ではなくて。
【2023年10月8日15時08分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
車体長が短い分、いつもの撮影とは感覚が違って。
線路に近づいての撮影ではあっても、サイドからのカットも可能で。車体の小ささゆえである。
【2023年10月8日15時09分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
その走り去る姿を後追いで。
自分の立ち位置は、機関庫から出てきた線路が本線に合流する分岐器付近。振り返れば、後ろには駅裏の防風林(??)が見えて。
現役時代、90年代の訪問は叶わなかったが、もし、撮りに来ていたとしたら七戸駅構内でこんなカットを撮っていたかも知れない...という1枚。
国道4号バイパスの手前に車止めがあって。その手前でしばらく停車。まもなく、折返しである。
【2023年10月8日15時10分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
野辺地から戻ってきたレールバスは、僅かな乗客を乗せて、終着・七戸駅の構内に進入し...の画。
【2023年10月8日15時10分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
左前方の視界が広がって機関庫が姿を現すと、まもなく七戸駅に到着、僅かな乗客は揺れる車内で身支度をはじめて...といった感じだろうか。
車内にほとんど人影が見えないのも、現役時代(の最末期以外)の日常風景だったという。
【2023年10月8日15時11分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
車体色と同化してしまいがちだが、テールライトの紅い光が印象的で。
腕木式信号機の前を通過したら、まもなく対向式のホームに差し掛かる。機関庫側の2番ホームに到着である。
ちなみに、当初はここから十和田市方面への延伸が想定されており、そのため、七戸駅は構造的には中間駅のような感じになっており。
【2023年10月8日15時12分】 旧南部縦貫鉄道・七戸駅
先ほどまで、多くの<鉄>がカメラを構えていた僚車・キハ102号車の周りの人も少なくなって。
点検・整備のために庫外に引き出された2両が午後の日差しを浴びて...みたいなシーン。
さぁ、続いて2往復目のデモ走行。少しだけ立ち位置を変えて、腕木式信号機の真横付近へ。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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