3月の瀬戸内へ(10)長尾線
先日、千葉県市原市に対して小湊鐵道が施設・車両の維持・更新の費用の負担が大きいとして、補助を求めた...と。その中で上総牛久以遠の区間について「廃線も視野」と報じられており。それで調査費用として市が2千数百万円の予算を計上して...と。
確かに養老渓谷だけでは観光資源としては弱いことは否めず。だからといって沿線地域の過疎化は撮影に訪れていてもわかるくらい。
まだ、具体的な方向性が示されてくるまでには少し時間があるかとは思うが、房総の鉄道たちもだんだん厳しい状況になっていることは想像にかたくなく。
久留里線や小湊だけではない。房総周辺は鉄道のみならず路線バスも、地域輸送を公共交通機関が担っていくのは限界が近づいているのかと。
今後は地域の公共交通機関を残していくのは、事業者の努力よりも沿線地域の“熱意”が大きな要素を占めてくる時代が来るのかも。
だからといって自分などにできることなど...、できるだけ訪問する回数を増やしながら、趣味者として状況を注視していきたい。

【2023年3月2日10時47分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り駅
さて、ことでん、3月2日の高松琴平電鉄の撮影記。
自分もちょっとだけ支援した「追憶の赤い電車」がまもなく終了...という時期を迎えており。
後回しにしていた間に、いつの間にか終了が近づいていたという感じで。まさに“葬式鉄”と呼ぶべき、恥ずかしい行動ではあるものの、その活躍を長尾線らっしい撮影地で撮ろうと訪れたのだが...
…… ……
2023年3月2日(木)曇りのち晴れ
まず訪れたのは仏生山だった。

【2023年3月2日9時56分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近
レトロ電車は引退したものの、現役時代と同じ場所に同じ姿で留置されており。
再び120号車の姿を撮ったら駅に戻って。

【2023年3月2日10時00分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
長尾線の車両も所属は仏生山車両所、朝の運行を終えた編成が瓦町から回送で仏生山に戻ってくるのも、この時間帯、毎日必ず見られる光景である。
ちょうど長尾線電車の回送が下りホームに到着するのと同時に、上り高松築港ゆきがやって来た。
やって来たのは9:56発の高松築港ゆき、1100形のトップナンバー、以前、“バーバパパ”ラッピングだった編成。イラスト入りのシートモケットにその面影が...

【2023年3月2日10時11分】 高松琴平電鉄琴平線・第22列車(1101号車)内
その車内、ドアの鴨居部のところに旧標準色の1080形を描いた開業111周年の告知。このカラーの1080形が実際に琴平線で走り出しており。
こちらも気になるところだが、「先になくなる」のが長尾線の1300形「追憶の赤い電車」だったということで。

【2023年3月2日10時17分】 高松琴平電鉄長尾線・瓦町駅
さぁ、あっという間に瓦町駅。
エスカレータを上がって、いったんコンコースへ。すぐに長尾線ホームへ。
10:13発の長尾ゆきは「おーいお茶」のラッピング車。緑色の長尾線によく合う広告である。

【2023年3月2日10時18分】 高松琴平電鉄長尾線・第2021列車(1302号車)内
車内で目立っていたのは、ダイヤ改正の告知とともに、とうとう長尾線でも3月からワンマン運転が開始され。
四国は、なぜか2両以上の列車はワンマンにならない不思議な地域だった。JR四国にいたっては2両編成の列車は、どんなに混雑しても「後部車両締切扱い」でワンマン運転を行っており。
旧型電車を通常運用から置き換えた後のことでんは、片運転台の2両編成が基本で。だから、長らくワンマン運転を行っていなかった。
でも、このコロナ禍と人手不足もあって...だろうか、志度線に続いて長尾線もワンマン化され。ただし、車内に運賃箱が置かれるわけではなく、乗降方式は変わらず、運転士さんがホームで集札するスタイルみたい。
さて、その車内、瓦町を出てすぐ、花園駅で高松築港ゆきと交換だが...

【2023年3月2日10時21分】 高松琴平電鉄長尾線・第2021列車(1302号車)内
ぬぁんと...
それが、お目当ての「追憶の赤い電車」。日中は24分間隔の長尾線。つまり、たぶん日中いっぱい、この「おーいお茶」の24分後を追いかけるダイヤで運行されている筈で。
そんなわけで、長尾線沿線に詳しくない<変態鉄>。もう、ここしか選択肢がない。

【2023年3月2日10時47分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り駅
学園通り駅で下車。平木駅方向に戻れば、あの“階段橋脚”の鉄橋、白山方面に進めば“東讃富士”こと、白山をバックにした1枚が...
でも、その、定番の撮影地まで、あと僅かの地点で...
まぁ、つまり、ちょっと道に迷ったということ。その1つ手前の踏切のところ。

【2023年3月2日11時06分】 高松琴平電鉄長尾線・白山-学園通り
ここも、やはり、白山をバックに。立派なお屋敷の白壁と松の木が印象的な地点。ちょっと周囲がゴチャゴチャするのだが、自分としては気に入っている地点。そこで、「おーいお茶」ラッピングが戻ってきたところを。
ちょうど、この地点でカメラを構えようとしたときから雨が当たり始めて。
傘をさしての撮影となった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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確かに養老渓谷だけでは観光資源としては弱いことは否めず。だからといって沿線地域の過疎化は撮影に訪れていてもわかるくらい。
まだ、具体的な方向性が示されてくるまでには少し時間があるかとは思うが、房総の鉄道たちもだんだん厳しい状況になっていることは想像にかたくなく。
久留里線や小湊だけではない。房総周辺は鉄道のみならず路線バスも、地域輸送を公共交通機関が担っていくのは限界が近づいているのかと。
今後は地域の公共交通機関を残していくのは、事業者の努力よりも沿線地域の“熱意”が大きな要素を占めてくる時代が来るのかも。
だからといって自分などにできることなど...、できるだけ訪問する回数を増やしながら、趣味者として状況を注視していきたい。
【2023年3月2日10時47分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り駅
さて、ことでん、3月2日の高松琴平電鉄の撮影記。
自分もちょっとだけ支援した「追憶の赤い電車」がまもなく終了...という時期を迎えており。
後回しにしていた間に、いつの間にか終了が近づいていたという感じで。まさに“葬式鉄”と呼ぶべき、恥ずかしい行動ではあるものの、その活躍を長尾線らっしい撮影地で撮ろうと訪れたのだが...
…… ……
2023年3月2日(木)曇りのち晴れ
まず訪れたのは仏生山だった。
【2023年3月2日9時56分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近
レトロ電車は引退したものの、現役時代と同じ場所に同じ姿で留置されており。
再び120号車の姿を撮ったら駅に戻って。
【2023年3月2日10時00分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
長尾線の車両も所属は仏生山車両所、朝の運行を終えた編成が瓦町から回送で仏生山に戻ってくるのも、この時間帯、毎日必ず見られる光景である。
ちょうど長尾線電車の回送が下りホームに到着するのと同時に、上り高松築港ゆきがやって来た。
やって来たのは9:56発の高松築港ゆき、1100形のトップナンバー、以前、“バーバパパ”ラッピングだった編成。イラスト入りのシートモケットにその面影が...
【2023年3月2日10時11分】 高松琴平電鉄琴平線・第22列車(1101号車)内
その車内、ドアの鴨居部のところに旧標準色の1080形を描いた開業111周年の告知。このカラーの1080形が実際に琴平線で走り出しており。
こちらも気になるところだが、「先になくなる」のが長尾線の1300形「追憶の赤い電車」だったということで。
【2023年3月2日10時17分】 高松琴平電鉄長尾線・瓦町駅
さぁ、あっという間に瓦町駅。
エスカレータを上がって、いったんコンコースへ。すぐに長尾線ホームへ。
10:13発の長尾ゆきは「おーいお茶」のラッピング車。緑色の長尾線によく合う広告である。
【2023年3月2日10時18分】 高松琴平電鉄長尾線・第2021列車(1302号車)内
車内で目立っていたのは、ダイヤ改正の告知とともに、とうとう長尾線でも3月からワンマン運転が開始され。
四国は、なぜか2両以上の列車はワンマンにならない不思議な地域だった。JR四国にいたっては2両編成の列車は、どんなに混雑しても「後部車両締切扱い」でワンマン運転を行っており。
旧型電車を通常運用から置き換えた後のことでんは、片運転台の2両編成が基本で。だから、長らくワンマン運転を行っていなかった。
でも、このコロナ禍と人手不足もあって...だろうか、志度線に続いて長尾線もワンマン化され。ただし、車内に運賃箱が置かれるわけではなく、乗降方式は変わらず、運転士さんがホームで集札するスタイルみたい。
さて、その車内、瓦町を出てすぐ、花園駅で高松築港ゆきと交換だが...
【2023年3月2日10時21分】 高松琴平電鉄長尾線・第2021列車(1302号車)内
ぬぁんと...
それが、お目当ての「追憶の赤い電車」。日中は24分間隔の長尾線。つまり、たぶん日中いっぱい、この「おーいお茶」の24分後を追いかけるダイヤで運行されている筈で。
そんなわけで、長尾線沿線に詳しくない<変態鉄>。もう、ここしか選択肢がない。
【2023年3月2日10時47分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り駅
学園通り駅で下車。平木駅方向に戻れば、あの“階段橋脚”の鉄橋、白山方面に進めば“東讃富士”こと、白山をバックにした1枚が...
でも、その、定番の撮影地まで、あと僅かの地点で...
まぁ、つまり、ちょっと道に迷ったということ。その1つ手前の踏切のところ。
【2023年3月2日11時06分】 高松琴平電鉄長尾線・白山-学園通り
ここも、やはり、白山をバックに。立派なお屋敷の白壁と松の木が印象的な地点。ちょっと周囲がゴチャゴチャするのだが、自分としては気に入っている地点。そこで、「おーいお茶」ラッピングが戻ってきたところを。
ちょうど、この地点でカメラを構えようとしたときから雨が当たり始めて。
傘をさしての撮影となった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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