2023年正月 北条鉄道キハ40を撮りに関西へ(18)
北条鉄道北条線というのは、全長14 km弱のローカル線の中でも短めの路線。水島臨海鉄道水島本線と同じくらいの長さだろうか。
その豊穣鉄道、大半の区間は兵庫県加西市にあって、でも、その起点の粟生(あお)駅は同じ兵庫県の小野市にある。その市境にあたる粟生〜網引の1区間が長くて3.5 km、ここだけで全体の4分の1を占める。私鉄を買収した路線であることが関係しているのか、路線の中央部分は駅が密集していて、隣の駅まで歩きながら撮影地を巡るのも可能なのだが...
この日は趣向を変えて粟生駅へ。

【2023年1月4日11時04分】 北条鉄道北条線・粟生-網引
以前、アマチュアカメラマンの方が紹介しているのをネットで見ていたし、しばらく前に北条鉄道の公式ツイッターでもここでの1枚が掲載されていて。
ちょっと気になっていた踏切があった。粟生駅から1 kmあまりの小さな踏切は、「兵庫の第2五之町」といった感じだったが...
…… ……
2023年1月4日(水)晴れのち曇り
まずは粟生駅へ。

【2023年1月4日10時09分】 北条鉄道北条線・粟生駅
兵庫県小野市にある、この粟生駅。日本一短い駅名は三重県の「津」が有名だが、こちらはローマ字表記のときに「AO」と一番短い名前として有名。
そして、それだけではなくて、北条鉄道のほか、JR加古川線、神戸電鉄線が乗り入れる結節点でもあって。
2面2線のJRのホームの両側から絡みつくような感じで北条鉄道と神鉄が乗り入れており。
しかも、それらの列車は、この駅で接続できるようにダイヤが組まれており。

【2023年1月4日10時10分】 加古川線・粟生駅
北条鉄道のキハがホームに到着すると、続けて、10:07発の第1332S列車、加古川ゆきが入ってくる。姿は変われど103系である。
残念ながら、この時間帯、加古川線下りは設定がなく。
加古川線の接続を受けて、北条町ゆきのキハ40 535号車も発車する。10:09発の第617列車。
でも、駅近くの撮影地など知らない<変態鉄>、もはや、ホーム端で撮る以外の選択肢は残されていなかった。

【2023年1月4日10時13分】 北条鉄道北条線・粟生駅
粟生駅は3路線が乗り入れるものの、JRも無人化されており、駅周辺には小さな集落があるものの大きな商店などはなく。ローカルなムードの乗換駅である。駅の裏口にあたる北条鉄道ホームの先にある通用口のような出口から外へ。
その粟生駅から北に向かって出発すると、周辺の集落を抜けた先あたりで線路は大きなカーブを描きながら加古川線と分かれ、90度以上“急旋回”して南東へと進路を変えて万願寺川に沿って加西市に入っていく。その手前に小さな神社があって、その参道にあたるだろうか、線路を横切っており。

【2023年1月4日11時04分】 北条鉄道北条線・網引-粟生
小さな踏切があって。
線路周囲の下草が気になるところだが、1時間で戻ってきたキハを後追いで。う〜ん、線路は道路より1段高いところ、ちょっとした築堤のようになっているが、すぐ下にはクルマの往来の多い道路があって。画面の右下は舗装道路、標識なども立っていて、それを避けるにはカメラを上げないといけない。
でも、そうすると後ろに...加古川線の線路に近いところの集落の建物の屋根が目立ってきて。

【2023年1月4日11時04分】 北条鉄道北条線・網引-粟生
さらに線路周りには列車の足回りを覆い尽くすほどの枯れ草。迷いながら妥協の産物的な1枚。
すぐに折り返し、キハがやってくる。<徒歩鉄>としては同じ場所で撮る以外にはないのだが...
踏切の先の神社と絡めた写真がネットに紹介されており、それを期待していたのだが...。防犯上だろうか神社の手前、つまり踏切のすぐヨコに目の細かいフェンスでできた扉のようなものが設置されてしまっており。
そうこうして迷っていると、“同業者さん”1人。“先客”の自分が居ると思っていなかったそうで...
大型三脚を持っていて、自分などより遥かにこだわりを持ってしっかり撮っている方のようで。自分は線路端の雑草を目立たせないため、踏切に近づいて撮ることを選択してカメラをセットしていたが、その方いわく、雑草は妥協しても、道路ギリギリまで下がって、踏切周囲の柵なども入れて撮るのが、この地点の撮り方と。
周囲は非常に狭くて立ち位置も限定されるので、2人がそれぞれの希望でカメラを構えるのは無理。ということで、自分は1枚撮っているので、ここはその男性のアドバイスに従って...

【2023年1月4日11時15分】 北条鉄道北条線・粟生-網引
う〜ん、往復とも何だか同じような変化のない画になってしまったが...
線路端の草刈りが行われたタイミングで撮りにいきたいところ。
この粟生駅周辺、いろいろな撮り方が可能であるような気がする。次回、もう少し撮影地を探してみたい。

【2023年1月4日11時42分】 加古川線・粟生駅
今度は粟生駅のすぐ北側で踏切を渡って、神鉄側の、正面口から駅へ。
この駅舎、ちゃんと見たのはコレが初めて。ただし、駅は自動券売機がある程度で15年ほど前にできた現駅舎、最初は飲食施設を併設していたそうだが10年ほど前に閉店。

【2023年1月4日12時05分】 北条鉄道北条線・粟生駅
先ほどと同じような撮り方だが、ホーム端に立って粟生駅に進入してくるキハを。

【2023年1月4日11時31分】 北条鉄道北条線・長駅
12:09発の第621列車でやって来たのは長駅だった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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その豊穣鉄道、大半の区間は兵庫県加西市にあって、でも、その起点の粟生(あお)駅は同じ兵庫県の小野市にある。その市境にあたる粟生〜網引の1区間が長くて3.5 km、ここだけで全体の4分の1を占める。私鉄を買収した路線であることが関係しているのか、路線の中央部分は駅が密集していて、隣の駅まで歩きながら撮影地を巡るのも可能なのだが...
この日は趣向を変えて粟生駅へ。
【2023年1月4日11時04分】 北条鉄道北条線・粟生-網引
以前、アマチュアカメラマンの方が紹介しているのをネットで見ていたし、しばらく前に北条鉄道の公式ツイッターでもここでの1枚が掲載されていて。
ちょっと気になっていた踏切があった。粟生駅から1 kmあまりの小さな踏切は、「兵庫の第2五之町」といった感じだったが...
…… ……
2023年1月4日(水)晴れのち曇り
まずは粟生駅へ。
【2023年1月4日10時09分】 北条鉄道北条線・粟生駅
兵庫県小野市にある、この粟生駅。日本一短い駅名は三重県の「津」が有名だが、こちらはローマ字表記のときに「AO」と一番短い名前として有名。
そして、それだけではなくて、北条鉄道のほか、JR加古川線、神戸電鉄線が乗り入れる結節点でもあって。
2面2線のJRのホームの両側から絡みつくような感じで北条鉄道と神鉄が乗り入れており。
しかも、それらの列車は、この駅で接続できるようにダイヤが組まれており。
【2023年1月4日10時10分】 加古川線・粟生駅
北条鉄道のキハがホームに到着すると、続けて、10:07発の第1332S列車、加古川ゆきが入ってくる。姿は変われど103系である。
残念ながら、この時間帯、加古川線下りは設定がなく。
加古川線の接続を受けて、北条町ゆきのキハ40 535号車も発車する。10:09発の第617列車。
でも、駅近くの撮影地など知らない<変態鉄>、もはや、ホーム端で撮る以外の選択肢は残されていなかった。
【2023年1月4日10時13分】 北条鉄道北条線・粟生駅
粟生駅は3路線が乗り入れるものの、JRも無人化されており、駅周辺には小さな集落があるものの大きな商店などはなく。ローカルなムードの乗換駅である。駅の裏口にあたる北条鉄道ホームの先にある通用口のような出口から外へ。
その粟生駅から北に向かって出発すると、周辺の集落を抜けた先あたりで線路は大きなカーブを描きながら加古川線と分かれ、90度以上“急旋回”して南東へと進路を変えて万願寺川に沿って加西市に入っていく。その手前に小さな神社があって、その参道にあたるだろうか、線路を横切っており。
【2023年1月4日11時04分】 北条鉄道北条線・網引-粟生
小さな踏切があって。
線路周囲の下草が気になるところだが、1時間で戻ってきたキハを後追いで。う〜ん、線路は道路より1段高いところ、ちょっとした築堤のようになっているが、すぐ下にはクルマの往来の多い道路があって。画面の右下は舗装道路、標識なども立っていて、それを避けるにはカメラを上げないといけない。
でも、そうすると後ろに...加古川線の線路に近いところの集落の建物の屋根が目立ってきて。
【2023年1月4日11時04分】 北条鉄道北条線・網引-粟生
さらに線路周りには列車の足回りを覆い尽くすほどの枯れ草。迷いながら妥協の産物的な1枚。
すぐに折り返し、キハがやってくる。<徒歩鉄>としては同じ場所で撮る以外にはないのだが...
踏切の先の神社と絡めた写真がネットに紹介されており、それを期待していたのだが...。防犯上だろうか神社の手前、つまり踏切のすぐヨコに目の細かいフェンスでできた扉のようなものが設置されてしまっており。
そうこうして迷っていると、“同業者さん”1人。“先客”の自分が居ると思っていなかったそうで...
大型三脚を持っていて、自分などより遥かにこだわりを持ってしっかり撮っている方のようで。自分は線路端の雑草を目立たせないため、踏切に近づいて撮ることを選択してカメラをセットしていたが、その方いわく、雑草は妥協しても、道路ギリギリまで下がって、踏切周囲の柵なども入れて撮るのが、この地点の撮り方と。
周囲は非常に狭くて立ち位置も限定されるので、2人がそれぞれの希望でカメラを構えるのは無理。ということで、自分は1枚撮っているので、ここはその男性のアドバイスに従って...
【2023年1月4日11時15分】 北条鉄道北条線・粟生-網引
う〜ん、往復とも何だか同じような変化のない画になってしまったが...
線路端の草刈りが行われたタイミングで撮りにいきたいところ。
この粟生駅周辺、いろいろな撮り方が可能であるような気がする。次回、もう少し撮影地を探してみたい。
【2023年1月4日11時42分】 加古川線・粟生駅
今度は粟生駅のすぐ北側で踏切を渡って、神鉄側の、正面口から駅へ。
この駅舎、ちゃんと見たのはコレが初めて。ただし、駅は自動券売機がある程度で15年ほど前にできた現駅舎、最初は飲食施設を併設していたそうだが10年ほど前に閉店。
【2023年1月4日12時05分】 北条鉄道北条線・粟生駅
先ほどと同じような撮り方だが、ホーム端に立って粟生駅に進入してくるキハを。
【2023年1月4日11時31分】 北条鉄道北条線・長駅
12:09発の第621列車でやって来たのは長駅だった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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