5月、阪堺モ161形車を撮りに(25)再び、松虫
今日は安倍ちゃんの国葬だったわけで。あれだけ口下手と言われた菅氏のコトバが...それに引き換え、岸田くんの弔辞は、あまり取りあげられずに。
まぁ、とはいえ、<変態鉄>は会社へ。井の頭線渋谷駅も京王線新宿駅も警察官が立っていたこととコインロッカーが封印されていた位で、極めてフツーの1日だった。
<変態鉄>の卒業した大学のキャンパスは、四谷、迎賓館のすぐ近くにあった。「外国要人来日警備」の態勢が敷かれると、大学の正門前の道路が封鎖され、学生が大学構内に入るのにも一苦労。
当時、大学のロゴが入った教科書入れが大学生の間で広く流行っていて、自分も、そういうのを使っていたのだが、何度か機動隊員に囲まれて手荷物検査をされたのを覚えている。朝、中央線のオレンジ色の201系で四ツ谷駅に到着して。階段は登れない位のものスゴい混雑なのは毎朝恒例だった。ズラッと並んだ自動改札機、その正面に朝礼台みたいなのがあって、そこに盾と警棒を持った機動隊員が立っていて。
そんな場面で...である。<変態鉄>が自動改札機に定期券を通して...、そのタイミングで、なぜか自分の方に向かってくるのである。もちろん、自分だけ。
「荷物を確認させて...」、口調は丁寧ながら有無を言わさぬ感じで、教科書入れの中身をチェックされたのである。あれは一体、何だったのか?? 同期の友達に聞いても、やはり、自分だけで。
ということで、引き続き、5月の大型連休の阪堺モ161形車撮影記。

【2022年5月3日12時17分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
この日は、モ161号車だけが運用入り、しかも、天王寺駅前-あびこ道の上町線運用。フツーの<鉄>には最高のパターンかも知れないが、正月から何度となく撮ったので...
思えば、この日は撮影地を絞りきれずに...、もうちょっと落ち着いて、よく考えて撮れば良かったと思ってしまう。
…… ……
2022年5月3日(火)晴れ
日中の天王寺駅前-あびこ道の上町線運用の場合、通常、60分サイクルで回っていく。正午に阿倍野電停で撮って、次は13時。まさか1時間前の時点では誰も居ないだろう...と。人気の松虫のハルカス・バックもベストポジションをラクラク確保できるだろう...と勇んで松虫に行ってみれば、すでに数名の<鉄>が。
う~ん、やはり、沿線随一の撮影地である。

【2022年5月3日12時30分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
この撮影から4ヶ月半が経過して、再び、<変態鉄>の腰は悲鳴を上げつつあるのだが、ちょうどこの時期は膝も腰も調子が良く。
だから、歩道にしゃがみ込んで、ハルカスが目立つようにローアングルで構えてみるのだった。
「目立ってナンボ」と、原色系のデザインにする広告主が多い阪堺の車体広告において、シックな色合いのモ501号車である。
動いたらお仕舞い。だんだん周囲には人垣ができてくるのである。飲み物もトイレも気になる。近くにはコンビニも複数あるのだが、我慢しか無く。

【2022年5月3日12時53分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
そして、周囲に大勢が集まったところで。12時50分を過ぎて、天王寺駅前へと向かうモ161号車の姿。
モ161号車の天王寺駅前ゆきは、ちょっと遅れ気味だったのか、珍しく、自分の目の前ですれ違って。あびこ道ゆきは、モ708号車。あの質屋さんのカラーである。
ある意味、令和の阪堺電車で一番、フツーのシーンかも。

【2022年5月3日12時58分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
やはり、正午過ぎがベストな光線状態なのだろうか。この難しいカラーの「堺トラム」が、一番、キレイに見えるような気がする。
この連接車の浜寺運用の次のあびこ道ゆきが、この日のモ161号車のポジション。
さぁ...

【2022年5月3日13時05分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
この、南海軌道線だった頃のシンボルカラー、この深緑色というのは撮るタイミングによって、写真に撮ると全然違って見えるのである。やはり、青空の下、しかも太陽が一番高くなる時間帯に撮ると一番、明るく見えるような...
と、そんなことを書けるのは撮った後だから。手前の車線、その先頭で車高の高いクルマが踏切待ちしてしまうと撮れないのである。ハラハラしながら...
そして...

【2022年5月3日13時05分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
ローアングルは良い感じに撮れるのだが、いつも気になるのは、架線がハルカスにかかってしまうこと。どうするのがベストなのか...、1時間悩みながらだったのである。
次に撮るときは、もう1歩、右にしゃがめば良いのだろうか??
とはいえ、自分にとって、十分、納得できる出来映えの1枚を撮ることができて。

【2022年5月3日13時27分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉電停
正午を過ぎて、いつの間にか、だんだん太陽は西側へと移っていく。もちろん、午後の撮影地を探すわけで...
西から光が当たって、モ161号車の顔が輝いてくれるのは、やはり、住吉交差点だろうか。後追いの、このカット。姿を見せる電車は同じメンバー。だんだん、モ161号車の近づいてくるタイミングが分かるようになるもので。

【2022年5月3日13時31分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉電停
カーブしているところに住吉電停のあびこ道方面のホームがあって。多くの<鉄>は、そこに停車するところを狙うのだが、架線柱や建物の影が落ちやすくて<変態鉄>は、ここでは後追いの方が好きなのである。
まもなく。

【2022年5月3日13時39分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前-住吉
あびこ道から、モ161号車が戻ってきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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まぁ、とはいえ、<変態鉄>は会社へ。井の頭線渋谷駅も京王線新宿駅も警察官が立っていたこととコインロッカーが封印されていた位で、極めてフツーの1日だった。
<変態鉄>の卒業した大学のキャンパスは、四谷、迎賓館のすぐ近くにあった。「外国要人来日警備」の態勢が敷かれると、大学の正門前の道路が封鎖され、学生が大学構内に入るのにも一苦労。
当時、大学のロゴが入った教科書入れが大学生の間で広く流行っていて、自分も、そういうのを使っていたのだが、何度か機動隊員に囲まれて手荷物検査をされたのを覚えている。朝、中央線のオレンジ色の201系で四ツ谷駅に到着して。階段は登れない位のものスゴい混雑なのは毎朝恒例だった。ズラッと並んだ自動改札機、その正面に朝礼台みたいなのがあって、そこに盾と警棒を持った機動隊員が立っていて。
そんな場面で...である。<変態鉄>が自動改札機に定期券を通して...、そのタイミングで、なぜか自分の方に向かってくるのである。もちろん、自分だけ。
「荷物を確認させて...」、口調は丁寧ながら有無を言わさぬ感じで、教科書入れの中身をチェックされたのである。あれは一体、何だったのか?? 同期の友達に聞いても、やはり、自分だけで。
ということで、引き続き、5月の大型連休の阪堺モ161形車撮影記。
【2022年5月3日12時17分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
この日は、モ161号車だけが運用入り、しかも、天王寺駅前-あびこ道の上町線運用。フツーの<鉄>には最高のパターンかも知れないが、正月から何度となく撮ったので...
思えば、この日は撮影地を絞りきれずに...、もうちょっと落ち着いて、よく考えて撮れば良かったと思ってしまう。
…… ……
2022年5月3日(火)晴れ
日中の天王寺駅前-あびこ道の上町線運用の場合、通常、60分サイクルで回っていく。正午に阿倍野電停で撮って、次は13時。まさか1時間前の時点では誰も居ないだろう...と。人気の松虫のハルカス・バックもベストポジションをラクラク確保できるだろう...と勇んで松虫に行ってみれば、すでに数名の<鉄>が。
う~ん、やはり、沿線随一の撮影地である。
【2022年5月3日12時30分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
この撮影から4ヶ月半が経過して、再び、<変態鉄>の腰は悲鳴を上げつつあるのだが、ちょうどこの時期は膝も腰も調子が良く。
だから、歩道にしゃがみ込んで、ハルカスが目立つようにローアングルで構えてみるのだった。
「目立ってナンボ」と、原色系のデザインにする広告主が多い阪堺の車体広告において、シックな色合いのモ501号車である。
動いたらお仕舞い。だんだん周囲には人垣ができてくるのである。飲み物もトイレも気になる。近くにはコンビニも複数あるのだが、我慢しか無く。
【2022年5月3日12時53分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
そして、周囲に大勢が集まったところで。12時50分を過ぎて、天王寺駅前へと向かうモ161号車の姿。
モ161号車の天王寺駅前ゆきは、ちょっと遅れ気味だったのか、珍しく、自分の目の前ですれ違って。あびこ道ゆきは、モ708号車。あの質屋さんのカラーである。
ある意味、令和の阪堺電車で一番、フツーのシーンかも。
【2022年5月3日12時58分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
やはり、正午過ぎがベストな光線状態なのだろうか。この難しいカラーの「堺トラム」が、一番、キレイに見えるような気がする。
この連接車の浜寺運用の次のあびこ道ゆきが、この日のモ161号車のポジション。
さぁ...
【2022年5月3日13時05分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
この、南海軌道線だった頃のシンボルカラー、この深緑色というのは撮るタイミングによって、写真に撮ると全然違って見えるのである。やはり、青空の下、しかも太陽が一番高くなる時間帯に撮ると一番、明るく見えるような...
と、そんなことを書けるのは撮った後だから。手前の車線、その先頭で車高の高いクルマが踏切待ちしてしまうと撮れないのである。ハラハラしながら...
そして...
【2022年5月3日13時05分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫
ローアングルは良い感じに撮れるのだが、いつも気になるのは、架線がハルカスにかかってしまうこと。どうするのがベストなのか...、1時間悩みながらだったのである。
次に撮るときは、もう1歩、右にしゃがめば良いのだろうか??
とはいえ、自分にとって、十分、納得できる出来映えの1枚を撮ることができて。
【2022年5月3日13時27分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉電停
正午を過ぎて、いつの間にか、だんだん太陽は西側へと移っていく。もちろん、午後の撮影地を探すわけで...
西から光が当たって、モ161号車の顔が輝いてくれるのは、やはり、住吉交差点だろうか。後追いの、このカット。姿を見せる電車は同じメンバー。だんだん、モ161号車の近づいてくるタイミングが分かるようになるもので。
【2022年5月3日13時31分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉電停
カーブしているところに住吉電停のあびこ道方面のホームがあって。多くの<鉄>は、そこに停車するところを狙うのだが、架線柱や建物の影が落ちやすくて<変態鉄>は、ここでは後追いの方が好きなのである。
まもなく。
【2022年5月3日13時39分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前-住吉
あびこ道から、モ161号車が戻ってきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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