初夏の房総でキハを撮る(6=最終回)バッテリー切れ!?
撮影地で一緒になった<鉄>の方からよく質問を受けるのが、
「ミラーレスって良いですか??」
やはり、Canon EOS なら、1とか5とか7とか...やはり、鉄道写真には一眼レフを使う人が多いのが当然のことで。当初、自分もいまの“RP”を「予備機」の位置づけで導入した。
今後、どのメーカーも一眼レフの製造を上位機種に限定する形で減らし、ミラーレスに移行していく流れになると聞いていたので。
でも、その「予備機」が、いざ使ってみると<徒歩鉄>の自分にとっては軽くてコンパクトなボディというのは非常に大きな魅力だった。それまで使ってきた、5D Mk 3は、10年近く使い続けていただけに、その間の技術の進歩と言えば...
特にピント合わせとか、あとホワイトバランスを「オート」設定にしたときの妙な色カブリの無さとか...、浦島太郎的気持ちだった。
一気に 5D MarkⅢの方を予備機に格下げして、RPが<変態鉄>のメインのカメラの地位に就いたのである。
ただ、それでも大きな悩みがあって。それはバッテリー。5D のバッテリーは1回の充電で1日中、撮り続けても心配ない位だった。撮影に行く前に充電した予備を1個持って行けば、大量に撮ることになる撮影会の日でも電池切れの心配など無く。
でも、RPのバッテリー、ミラーレス用というのは、もともとコンパクトカメラに使われていたモデルのようで...、カタログ値で撮影可能枚数は200枚程度。<変態鉄>の場合、カメラのWifi接続とかGPS機能とか、そういうのは要らないので全てOFFにして、こまめに電源を切るようにして使って何とか300コマ近く撮れる...という感じだろうか。
フル充電のバッテリーを2個、バッグに入れて、バッテリー3個をもって出かけている。
でも、この日は...

【2021年5月4日18時53分】 小湊鐵道・五井駅
予備バッテリーの充電は済んでいると思っていた。でも、前回、ことでんを撮りに行って、戻ってきてすぐに修理を依頼していた。そう、充電を忘れていたのである。
実はこの五井駅でのカット、ファインダー内で赤く点滅する電池のマーク、厳しい闘いを強いられながらの撮影だった。
…… ……
2021年5月4日(火)晴れ
五井駅の高速バス乗り場は小湊側、つまり東口にある。ここから五井の中心街を抜け小湊鐵道の上総村上駅近くに市原ICがあって。ここから高速道路に入るのである。
五井駅は橋上駅舎、その東口に下りる階段は2つあって、1つは「こみなと待合室」の方へ、そして、もう1つはバス停のところに下りられる。ちょうど国分寺台ゆきのバス乗り場の前。ここの柵の隙間からカメラを向けると4番ホームに停車するキハの姿を“バルブ”できるのである。実は、これまでも何度か、高速バスの待ち時間の暇つぶしで、ここで夜のキハを撮っていた。やはり、何度も訪れていると他の人があまりマークしなさそうなポイントというのがアタマに浮かぶわけで。さすがにココを“第1希望”にする<鉄>は自分だけだったみたいで。大型三脚を提げた<鉄>の姿はたくさん見かけたが、自分の周囲は...
しかし、ココ、撮影の自由度が高そうに見えて柵沿いに大型広告看板があったり、信号機の支柱があったり...で定員1名の撮影地なのである。その1名が自分。

【2021年5月4日18時09分】 小湊鐵道・五井駅
18時、三脚にEOSくんをセット。だいぶ日も暮れてきて、誰もいないホーム、そして留置されているキハの姿。

【2021年5月4日18時20分】 小湊鐵道・五井機関区
動きが出てきたのは18時20分頃だっただろうか。
乗務員さんだろうか、キハの元へと歩いて行って。まさに“定点観測”。

【2021年5月4日18時40分】 小湊鐵道・五井機関区
エンジンの点検中に点灯する白色灯が消えれば、ヘッドマークが装着されて。だんだん暗くなってきて。“バルブ”らしくなってくる。
さぁ、あとはキハが動くのを待つばかり。
定員1人の筈がだんだん自分の周囲に人だかりができてくる。中には<変態鉄>の背後からハスキーの大型三脚と脚立で頭上から撮る...という方も。
キハに動きがあったのは、暗くなった18:40頃。

【2021年5月4日18時41分】 小湊鐵道・五井機関区
いったん、こちらの方へ。機関区から出庫して五井駅ホームに入線する列車は、駅北側の駐輪場付近でスイッチバックしてホームへと入る。<変態鉄>がカメラを構える目と鼻の先をキハが通過するのである。
そして、18:45、いよいよ。

【2021年5月4日18時45分】 小湊鐵道・五井駅
キハが4番ホームに入線である。

【2021年5月4日18時53分】 小湊鐵道・五井駅
露光条件をいろいろ変えつつ、何枚もこのカットを。隣の線路に停まるキハ40 1号車のツートンカラーがヘッドライトの光の反射でキハ40 2号車の白い車体に映って。
でも、コレはコレで良い感じである。思った以上によく撮れていた1枚。
もうこの時点でバッテリーが限界に来ていたのである。
キハの出発を待たずに、やってくる人にポジションを譲って。

【2021年5月4日18時58分】 小湊鐵道・五井駅
三脚のクイックシューのままカメラを窓枠のところに置けば“簡易三脚”のような感じで。窓を開ければ、三脚を使わずとも跨線橋上からの“バルブ”が可能で。
もう多くの乗客が乗り込んでいるのが確認できる。

【2021年5月4日20時04分】 総武本線・東京駅
キハの発車を見ないで、19:02発の千葉ゆき。千葉駅ではすぐに19:24発の快速・逗子ゆきに乗り換え。新車のE235系も、だんだん珍しくない存在になりつつあるようで。
20時の東京駅へと戻ったのだった。

【2021年5月4日20時04分】 総武本線・東京駅
隣のホームには総武本線特急「しおさい」の255系。「新宿わかしお」に始まり、「しおさい」に終わる。この日の撮影カットは最初も最後も255系だった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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やはり、Canon EOS なら、1とか5とか7とか...やはり、鉄道写真には一眼レフを使う人が多いのが当然のことで。当初、自分もいまの“RP”を「予備機」の位置づけで導入した。
今後、どのメーカーも一眼レフの製造を上位機種に限定する形で減らし、ミラーレスに移行していく流れになると聞いていたので。
でも、その「予備機」が、いざ使ってみると<徒歩鉄>の自分にとっては軽くてコンパクトなボディというのは非常に大きな魅力だった。それまで使ってきた、5D Mk 3は、10年近く使い続けていただけに、その間の技術の進歩と言えば...
特にピント合わせとか、あとホワイトバランスを「オート」設定にしたときの妙な色カブリの無さとか...、浦島太郎的気持ちだった。
一気に 5D MarkⅢの方を予備機に格下げして、RPが<変態鉄>のメインのカメラの地位に就いたのである。
ただ、それでも大きな悩みがあって。それはバッテリー。5D のバッテリーは1回の充電で1日中、撮り続けても心配ない位だった。撮影に行く前に充電した予備を1個持って行けば、大量に撮ることになる撮影会の日でも電池切れの心配など無く。
でも、RPのバッテリー、ミラーレス用というのは、もともとコンパクトカメラに使われていたモデルのようで...、カタログ値で撮影可能枚数は200枚程度。<変態鉄>の場合、カメラのWifi接続とかGPS機能とか、そういうのは要らないので全てOFFにして、こまめに電源を切るようにして使って何とか300コマ近く撮れる...という感じだろうか。
フル充電のバッテリーを2個、バッグに入れて、バッテリー3個をもって出かけている。
でも、この日は...
【2021年5月4日18時53分】 小湊鐵道・五井駅
予備バッテリーの充電は済んでいると思っていた。でも、前回、ことでんを撮りに行って、戻ってきてすぐに修理を依頼していた。そう、充電を忘れていたのである。
実はこの五井駅でのカット、ファインダー内で赤く点滅する電池のマーク、厳しい闘いを強いられながらの撮影だった。
…… ……
2021年5月4日(火)晴れ
五井駅の高速バス乗り場は小湊側、つまり東口にある。ここから五井の中心街を抜け小湊鐵道の上総村上駅近くに市原ICがあって。ここから高速道路に入るのである。
五井駅は橋上駅舎、その東口に下りる階段は2つあって、1つは「こみなと待合室」の方へ、そして、もう1つはバス停のところに下りられる。ちょうど国分寺台ゆきのバス乗り場の前。ここの柵の隙間からカメラを向けると4番ホームに停車するキハの姿を“バルブ”できるのである。実は、これまでも何度か、高速バスの待ち時間の暇つぶしで、ここで夜のキハを撮っていた。やはり、何度も訪れていると他の人があまりマークしなさそうなポイントというのがアタマに浮かぶわけで。さすがにココを“第1希望”にする<鉄>は自分だけだったみたいで。大型三脚を提げた<鉄>の姿はたくさん見かけたが、自分の周囲は...
しかし、ココ、撮影の自由度が高そうに見えて柵沿いに大型広告看板があったり、信号機の支柱があったり...で定員1名の撮影地なのである。その1名が自分。
【2021年5月4日18時09分】 小湊鐵道・五井駅
18時、三脚にEOSくんをセット。だいぶ日も暮れてきて、誰もいないホーム、そして留置されているキハの姿。
【2021年5月4日18時20分】 小湊鐵道・五井機関区
動きが出てきたのは18時20分頃だっただろうか。
乗務員さんだろうか、キハの元へと歩いて行って。まさに“定点観測”。
【2021年5月4日18時40分】 小湊鐵道・五井機関区
エンジンの点検中に点灯する白色灯が消えれば、ヘッドマークが装着されて。だんだん暗くなってきて。“バルブ”らしくなってくる。
さぁ、あとはキハが動くのを待つばかり。
定員1人の筈がだんだん自分の周囲に人だかりができてくる。中には<変態鉄>の背後からハスキーの大型三脚と脚立で頭上から撮る...という方も。
キハに動きがあったのは、暗くなった18:40頃。
【2021年5月4日18時41分】 小湊鐵道・五井機関区
いったん、こちらの方へ。機関区から出庫して五井駅ホームに入線する列車は、駅北側の駐輪場付近でスイッチバックしてホームへと入る。<変態鉄>がカメラを構える目と鼻の先をキハが通過するのである。
そして、18:45、いよいよ。
【2021年5月4日18時45分】 小湊鐵道・五井駅
キハが4番ホームに入線である。
【2021年5月4日18時53分】 小湊鐵道・五井駅
露光条件をいろいろ変えつつ、何枚もこのカットを。隣の線路に停まるキハ40 1号車のツートンカラーがヘッドライトの光の反射でキハ40 2号車の白い車体に映って。
でも、コレはコレで良い感じである。思った以上によく撮れていた1枚。
もうこの時点でバッテリーが限界に来ていたのである。
キハの出発を待たずに、やってくる人にポジションを譲って。
【2021年5月4日18時58分】 小湊鐵道・五井駅
三脚のクイックシューのままカメラを窓枠のところに置けば“簡易三脚”のような感じで。窓を開ければ、三脚を使わずとも跨線橋上からの“バルブ”が可能で。
もう多くの乗客が乗り込んでいるのが確認できる。
【2021年5月4日20時04分】 総武本線・東京駅
キハの発車を見ないで、19:02発の千葉ゆき。千葉駅ではすぐに19:24発の快速・逗子ゆきに乗り換え。新車のE235系も、だんだん珍しくない存在になりつつあるようで。
20時の東京駅へと戻ったのだった。
【2021年5月4日20時04分】 総武本線・東京駅
隣のホームには総武本線特急「しおさい」の255系。「新宿わかしお」に始まり、「しおさい」に終わる。この日の撮影カットは最初も最後も255系だった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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