信濃路へ「ゆたんぽ」を見に(8)別所温泉駅にて <前編>
何度も何度も経験してきた、この思い...
実は明日は公休日の予定だった。「だった」のである。
関東地方の天気予報は概ね良いみたいで。先日までの酷暑もウソのように朝晩は
涼しく、日中はほどよく暖かく。冬枯れのシーズンには少し早く、しかも空は
澄んでいて...
つかの間の<撮り鉄>日和な日々の筈が...

【2020年9月16日12時50分】 上田交通別所線・別所温泉駅
となれば、都心から1時間。6月に訪れて以来、久々に、あのキハに会いに行こうと
思っていたのに...
やはり...仕事が思うようなペースで進んでおらず。
来週は...と思うのだが、それもどうなるものか...
独り身の<変態鉄>、趣味活動に使う時間もとれないのに仕事をしていても、
「何しているのだろう??」と、そんな思いすら深めているのである。
まぁ、同じような思いをしている人は、きっと自分だけでは無いと思いつつ、
“仕事するために毎日、仕事している”という日々、
出てくるものは愚痴と溜め息だけなのである。
ということで、引き続き、9月16日の上田電鉄の話題。…… ……
2020年9月16日(水)晴れ
代行バスが到着すると、乗り換え客が。半数くらいは旅行客と<鉄>だろうか。
それでも2両編成の車内は、座席にもじゅうぶんな余裕がある位で発車。

【2020年9月16日12時07分】 上田交通別所線・城下駅
「電鉄」に相応しく、駅間距離はそう長くなく。建て替えられたことがわかる
簡易駅舎もあれば、昔の栄華を偲ばせるような立派な駅舎もあって。
途中駅からもコンスタントに乗降もあり、しっかりと地元の足として定着している
印象である。
途中の下之郷駅に車庫が併設されており。
色違いの東急1000系たちが。総勢でも2両編成4本の小所帯である。
朝晩ラッシュ時には下之郷駅発着も含めて増発されるが、日中は2両編成2本が
下之郷駅ですれ違うパターンで固定されている。
つまり、この日の日中運用は、東急時代の装いの1001-1101編成と、
丸窓1004-1104編成が交互に走っているわけで。
ちなみに、運用は上田電鉄のサイトで公開されており。ちゃんとした<鉄>なら
それを調べてからスケジュールを考えるのだろうが、そこはテキトーな<変態鉄>。
もちろん調べておらず。でも、撮りたい2編成がどちらも動いていて。
城下駅から別所温泉駅までは30分足らず。わが地元、井の頭線よりもちょっとだけ
短いくらいの路線長である。

【2020年9月16日12時48分】 上田交通別所線・別所温泉駅
最初は住宅街という感じだった車窓も、長閑な田園地帯に変わっていて。
終点・別所温泉駅には12:45着。袴姿のお姉さんが集札業務を...
(※ 写真はありません)
この別所温泉駅、かつては相対式ホームだったと思われるものの、現在は駅舎側の
ホームだけが使われており。その駅舎も有名なのである。
観光ガイドなどにもよく載っている撮り方。駅舎から温泉街に向かう県道へは
階段があって。その途中で振り返ると、冒頭のカットになるのだが...
建築についての知識など、あろう筈もない<変態鉄>だが、純粋にこの駅舎の
佇まいにはカメラをむけずに居られなかった。

【2020年9月16日12時49分】 上田交通別所線・別所温泉駅
温泉街から続く道路からも見えるようにホーム上屋の上に「別所温泉駅」の
文字が。道路から見えやすいように斜めに設置されているのも良い感じ。
そして駅舎の壁面には BESSHO ONSEN STATION の英字表記、
それと社紋が輝いており。う~ん、堪らん。
今回は少し待って、観光客の姿が無くなったところで。

【2020年9月16日12時49分】 上田交通別所線・別所温泉駅
先ほどの「別所温泉駅」の文字の下、ホーム上屋の軒下広告もまたローカル色
豊かな「昭和」を感じさせるノスタルジックなものなのである。
こういうのを単なる記録写真としてでは無く、「作画」できるようなカメラの
センスを持ち合わせていれば良かったのだが...。
さて、お目当ては...
この位置からは駅舎を挟んで反対側、別所温泉駅ホームの上り方の外れ、
観光案内所の駐車場の一角、線路沿いのスペースに“ホンモノの”丸窓電車、
モハ5250形が静態保存されており。

【2020年9月16日12時52分】 上田交通別所線・別所温泉駅
ドアに続く通路は設置されているものの、イベント時以外は車内は非公開。
1927年(昭和2年)製ということは、ことでんレトロよりも少しだけ古く。
(先日、お別れ運転した、ことでん500号車と“同世代”)
屋根上のお椀型ベンチレータなど、この時代の電車らしさがしっかりと
残っているのである。
3両居た仲間の、残りの2両は譲渡先で保存されており。こちらも廻りたかったが
そう言いつつも、場所すら調べておらず。
さて、上の写真で説明看板の裏側に見えるのは消防団の詰所。こちら側に回れば
丸窓電車の足回りがちょっとだけ...

【2020年9月16日12時56分】 上田交通別所線・別所温泉駅
聞くところでは数年サイクルで化粧直しもしているようなのだが...
外板は塗装の剥がれも見られ、荒廃した印象はないがベストコンディションでも
なくて。しかも、形式写真的に車両全景を撮るのはなかなか難しい場所で。

【2020年9月16日12時57分】 上田交通別所線・別所温泉駅
吊り掛け電車らしい釣り合いバネ台車も大好きだが、何と言ってもこの電車、
床下にトラス棒が残っているのが何と言ってもアンティークである。
あと10年、いや15年早く生まれていたら、この電車の現役時代に乗り合わせることが
できたのだろうか。う~ん、現役で走る姿を見たかった。
さぁ、先ほど乗ってきたステンレス製の、イマドキの丸窓電車
13:04発の上り電車として城下駅に戻っていく。それを撮らないと...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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実は明日は公休日の予定だった。「だった」のである。
関東地方の天気予報は概ね良いみたいで。先日までの酷暑もウソのように朝晩は
涼しく、日中はほどよく暖かく。冬枯れのシーズンには少し早く、しかも空は
澄んでいて...
つかの間の<撮り鉄>日和な日々の筈が...
【2020年9月16日12時50分】 上田交通別所線・別所温泉駅
となれば、都心から1時間。6月に訪れて以来、久々に、あのキハに会いに行こうと
思っていたのに...
やはり...仕事が思うようなペースで進んでおらず。
来週は...と思うのだが、それもどうなるものか...
独り身の<変態鉄>、趣味活動に使う時間もとれないのに仕事をしていても、
「何しているのだろう??」と、そんな思いすら深めているのである。
まぁ、同じような思いをしている人は、きっと自分だけでは無いと思いつつ、
“仕事するために毎日、仕事している”という日々、
出てくるものは愚痴と溜め息だけなのである。
ということで、引き続き、9月16日の上田電鉄の話題。…… ……
2020年9月16日(水)晴れ
代行バスが到着すると、乗り換え客が。半数くらいは旅行客と<鉄>だろうか。
それでも2両編成の車内は、座席にもじゅうぶんな余裕がある位で発車。
【2020年9月16日12時07分】 上田交通別所線・城下駅
「電鉄」に相応しく、駅間距離はそう長くなく。建て替えられたことがわかる
簡易駅舎もあれば、昔の栄華を偲ばせるような立派な駅舎もあって。
途中駅からもコンスタントに乗降もあり、しっかりと地元の足として定着している
印象である。
途中の下之郷駅に車庫が併設されており。
色違いの東急1000系たちが。総勢でも2両編成4本の小所帯である。
朝晩ラッシュ時には下之郷駅発着も含めて増発されるが、日中は2両編成2本が
下之郷駅ですれ違うパターンで固定されている。
つまり、この日の日中運用は、東急時代の装いの1001-1101編成と、
丸窓1004-1104編成が交互に走っているわけで。
ちなみに、運用は上田電鉄のサイトで公開されており。ちゃんとした<鉄>なら
それを調べてからスケジュールを考えるのだろうが、そこはテキトーな<変態鉄>。
もちろん調べておらず。でも、撮りたい2編成がどちらも動いていて。
城下駅から別所温泉駅までは30分足らず。わが地元、井の頭線よりもちょっとだけ
短いくらいの路線長である。
【2020年9月16日12時48分】 上田交通別所線・別所温泉駅
最初は住宅街という感じだった車窓も、長閑な田園地帯に変わっていて。
終点・別所温泉駅には12:45着。袴姿のお姉さんが集札業務を...
(※ 写真はありません)
この別所温泉駅、かつては相対式ホームだったと思われるものの、現在は駅舎側の
ホームだけが使われており。その駅舎も有名なのである。
観光ガイドなどにもよく載っている撮り方。駅舎から温泉街に向かう県道へは
階段があって。その途中で振り返ると、冒頭のカットになるのだが...
建築についての知識など、あろう筈もない<変態鉄>だが、純粋にこの駅舎の
佇まいにはカメラをむけずに居られなかった。
【2020年9月16日12時49分】 上田交通別所線・別所温泉駅
温泉街から続く道路からも見えるようにホーム上屋の上に「別所温泉駅」の
文字が。道路から見えやすいように斜めに設置されているのも良い感じ。
そして駅舎の壁面には BESSHO ONSEN STATION の英字表記、
それと社紋が輝いており。う~ん、堪らん。
今回は少し待って、観光客の姿が無くなったところで。
【2020年9月16日12時49分】 上田交通別所線・別所温泉駅
先ほどの「別所温泉駅」の文字の下、ホーム上屋の軒下広告もまたローカル色
豊かな「昭和」を感じさせるノスタルジックなものなのである。
こういうのを単なる記録写真としてでは無く、「作画」できるようなカメラの
センスを持ち合わせていれば良かったのだが...。
さて、お目当ては...
この位置からは駅舎を挟んで反対側、別所温泉駅ホームの上り方の外れ、
観光案内所の駐車場の一角、線路沿いのスペースに“ホンモノの”丸窓電車、
モハ5250形が静態保存されており。
【2020年9月16日12時52分】 上田交通別所線・別所温泉駅
ドアに続く通路は設置されているものの、イベント時以外は車内は非公開。
1927年(昭和2年)製ということは、ことでんレトロよりも少しだけ古く。
(先日、お別れ運転した、ことでん500号車と“同世代”)
屋根上のお椀型ベンチレータなど、この時代の電車らしさがしっかりと
残っているのである。
3両居た仲間の、残りの2両は譲渡先で保存されており。こちらも廻りたかったが
そう言いつつも、場所すら調べておらず。
さて、上の写真で説明看板の裏側に見えるのは消防団の詰所。こちら側に回れば
丸窓電車の足回りがちょっとだけ...
【2020年9月16日12時56分】 上田交通別所線・別所温泉駅
聞くところでは数年サイクルで化粧直しもしているようなのだが...
外板は塗装の剥がれも見られ、荒廃した印象はないがベストコンディションでも
なくて。しかも、形式写真的に車両全景を撮るのはなかなか難しい場所で。
【2020年9月16日12時57分】 上田交通別所線・別所温泉駅
吊り掛け電車らしい釣り合いバネ台車も大好きだが、何と言ってもこの電車、
床下にトラス棒が残っているのが何と言ってもアンティークである。
あと10年、いや15年早く生まれていたら、この電車の現役時代に乗り合わせることが
できたのだろうか。う~ん、現役で走る姿を見たかった。
さぁ、先ほど乗ってきたステンレス製の、イマドキの丸窓電車
13:04発の上り電車として城下駅に戻っていく。それを撮らないと...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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