あのツートンカラーを撮りたくて(3)追跡開始。
鉄道車両の塗装、アレ、使われている色に、いろいろと名前が付いている。
国鉄型車両の場合、戦後の国電と客車で見られた焦げ茶色の車体は「ぶどう色2号」
いすみ鉄道のキハ52 125号車の塗装は通称「国鉄一般気動車色」、その塗色は
「クリーム4号」と「朱色4号」。国鉄の塗色は色名と番号で表されるのだが...

【2020年2月23日12時21分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅
例えば「ことでん」、いまのカラーは路線別、でもその先々代は昭和40年台から
続いてきたカラー、基本的に全部の電車が...
それが「オパールホワイト」と「ファンタゴンレッド」の塗り分け塗装。

【2020年1月10日9時07分】 阪神電鉄本線・大石駅
山陽電車のそれは「クリームイエロー」と「ネービーブルー」というのだそうで。
戦後、長らく纏ってきたカラーだが、90年台からクリーム色に赤帯が入るデザイン、
アルミ、ステンレスといった車体の車両のイメージに合わせた塗装に統一されて
行ったわけで。
小さい頃に買って貰った<鉄>な本の中にでてくる山陽電車は、全部、栗色と紺色の
塗り分け塗装だったのである。これが復活したと聞いては...
それにしても、「ー」と「イ」の違いはさておき、Navy Blue と言えば...
…… ……
♪ ネイビーブルーのTシャツ あいつは あいつは かわいい...♪
最近、おひとりだけ“復帰”した...、フツーの女の子に戻った彼女たちの。
ちなみに、その解散コンサートが後楽園球場で行われたのはは1978年4月、
<変態鉄>が間もなく生後1ヶ月を迎えようとしていた時である。3人の中では
ランちゃんが一番好きな<変態鉄>。
それから、調べてみたら...
この詞を書いたのは千家和也。そう、百恵ちゃんの初期、通称「青い性典」などと
呼ばれた時期の楽曲は“都倉俊一+千家和也コンビ”が手がけている。
その中で<変態鉄>が、一番気に入っているのは「ひと夏の経験」なのだが。
でも、そのあと“宇崎竜童+阿木燿子コンビ”の時代の曲が...
実働7年半で出した曲の中では、なぜか、断然「絶体絶命」が一番好きなのである。
(文中、一部、敬称略)
自宅にいるときは、大体、その頃の曲を聴いている<変態鉄>。
百恵ちゃんをテーマにすれば、それだけでブログがいくらでも書けそうなのだが...
いやいや、ここは<鉄>ブログなのである。
9時過ぎ、三宮止まりの普通車が回送となって大石駅にやって来た訳で...
2020年1月10日(金)晴れ
この駅、通過したことは何度かあるが降りるのは、もちろん初めて。
2面4線のよくあるタイプの高架駅だが...

【2020年1月10日9時06分】 阪神電鉄本線・大石駅
山側(上り線)の線に入った“復刻色編成”。
ただ、悩ましいのは向かい側のホームに行ったところで停車中のスナップは
撮れるものの、初めての被写体。やはり、<鉄>として編成全景をバッチリ
撮ることを最初に狙いたいのだが...、そうなると。
たぶん9時20分後の発車。それまで15分ほどあるはずで。

【2020年1月10日9時20分】 阪神電鉄本線・大石駅
銀色に細い黄色とブラウンの帯...が“増殖”しつつある近鉄電車の中で、
<変態鉄>にとって、これぞ「ザ・近鉄」と思える電車がやって来て。
(相変わらず、形式とか全然分からないのである。関西大手に疎い<変態鉄>)
「快急 奈良」ゆきである。阪神線内で奈良ゆきという行き先を見て、
いまだピンとこない...そんなレベルでは、<鉄>失格だろうが...。

【2020年1月10日9時07分】 阪神電鉄本線・大石駅
入線風景を自分の横で撮っていた若い“同業者さん”は、既に普通車に乗って...
次の姫路ゆきとして走る姿をどこかで撮るのだろうか!?
まったく土地勘というか、撮影地の知識がない<変態鉄>の場合、先ほどと同じ
場所で後追いで発車風景を撮るくらいしか考えつかないのである。
「大石」駅の駅名標と合わせて。阪神電車の駅名標は青地に白文字。
それと山陽電車をいっしょに撮れる明かり区間の駅は非常に限られるのである。
よく見れば、山陽3000系の側面幕は「回送 試運転」。
<鉄>以外にとって、回送だって試運転だって、どちらも確かに“Out of Service”
分けて表示しなくて良い訳で。なるほど、合理的な表示方法である。

【2020年1月10日9時24分】 阪神電鉄本線・大石駅
そして発車時刻。
下り線に転線して三宮まで回送される3030編成の姿。
三宮駅から下り姫路ゆき普通車となるのだが...
姫路までは約2時間、日中は基本的に15分サイクルの山陽電車、普通車と直特が
交互に設定されており。
そう、姫路までの長い路線、普通運用に入っている電車なら、後続の特急に乗れば
途中駅で追い越すので、その先で撮影可能になるのである。
さっそく三宮駅に戻って...
写真はないが、再びの阪神“青胴車”だった。この日、1月10日と言えば「えびす」。
飾り(?)のついた大きな笹を手に持って座っているご婦人もいて。
そんな電車で三宮駅に戻ってきたのは8時半過ぎ。
ぬぁんと...

【2020年1月10日10時40分】 山陽電鉄本線・大塩駅
パターンダイヤだと思っていたら、ちょうどタイミングが悪くて「直特」のない
ところにあたってしまって。20分近く待って9:47発の直通特急・姫路ゆき。
阪神車の運用である。須磨付近からは海を見ながら。
でも、<変態鉄>はタブレット端末で必死に撮影地を探して...
降り立ったのは大塩駅だった。15分間隔の普通車、霞ヶ丘駅で“復刻色”を追い越し
東二見駅でも先行の普通に連絡、そして、この大塩駅でも緩急接続。
ということで、単純に考えてお目当ての編成より30分ほど先行しており。

【2020年1月10日10時51分】 山陽電鉄本線・妻鹿駅
普通車は、車内の乗客も疎らで。車窓も何だか長閑な感じ。
そんな電車で降り立ったのは、妻鹿(めが)駅だった。住所で言うと既に姫路市内。
自動改札機はあるが、窓口はシャッターが閉ざされインターホンによる遠隔管理の
無人駅だった。駅舎の向こう、写真の右隅にはマンションとの間に小高い丘のような。
隣の白浜の宮駅との中間付近で、その小高い丘をトンネルで抜けている。
そのトンネルの向こう側で、神戸方面を順光で撮れる...らしいが。
郊外の住宅街...といった感じ。曲がりくねった路地を、できるだけ線路と
離れないように歩いて行くと、その“山”に突き当たる手前で県道に出て。
しばらく、その路肩を歩いて行ってから住宅街の路地に入り込むと、ネットで
見つけた撮影地はすぐに分かった。
でも...
細い路地での撮影。しかも信号やら継電器箱やら架線柱やら...
思いのほか足場が限られ。その、まさに、その撮れそうな場所には“先客”が。
ということで...

【2020年1月10日11時13分】 山陽電鉄本線・白浜の宮-妻鹿
もう少しだけ白浜の宮駅方向に県道を進めば、スーパーマーケットのような...
その手前に跨線橋があって。
電車内から見ると、何だかうまく撮れそうな気がしたのだが...
いきなり来たのは、姫路ゆき直特。かなりスピードを出す区間である。
被写体ブレは織り込み済み。お目当ての編成は4両、直通特急は6両編成。
この直線区間で、どうやら4両編成は撮れそうだが...

【2020年1月10日11時14分】 山陽電鉄本線・妻鹿-白浜の宮
そして、この地点、パターンダイヤでは下り直特と上り普通がすれ違うみたい。
でも、それを撮ろうとすれば住宅の影に入ってしまって。
う~ん、撮影地としては...

【2020年1月10日11時14分】 山陽電鉄本線・妻鹿-白浜の宮(後追い)
まぁ、せいぜい上り普通車の後追い撮影くらい...だろうか。
まもなく下り線をやってくる“復刻色編成”。はじめから“負け戦”を悟って
カメラを構える...というのも、何とも辛いものなのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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国鉄型車両の場合、戦後の国電と客車で見られた焦げ茶色の車体は「ぶどう色2号」
いすみ鉄道のキハ52 125号車の塗装は通称「国鉄一般気動車色」、その塗色は
「クリーム4号」と「朱色4号」。国鉄の塗色は色名と番号で表されるのだが...
【2020年2月23日12時21分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅
例えば「ことでん」、いまのカラーは路線別、でもその先々代は昭和40年台から
続いてきたカラー、基本的に全部の電車が...
それが「オパールホワイト」と「ファンタゴンレッド」の塗り分け塗装。
【2020年1月10日9時07分】 阪神電鉄本線・大石駅
山陽電車のそれは「クリームイエロー」と「ネービーブルー」というのだそうで。
戦後、長らく纏ってきたカラーだが、90年台からクリーム色に赤帯が入るデザイン、
アルミ、ステンレスといった車体の車両のイメージに合わせた塗装に統一されて
行ったわけで。
小さい頃に買って貰った<鉄>な本の中にでてくる山陽電車は、全部、栗色と紺色の
塗り分け塗装だったのである。これが復活したと聞いては...
それにしても、「ー」と「イ」の違いはさておき、Navy Blue と言えば...
…… ……
♪ ネイビーブルーのTシャツ あいつは あいつは かわいい...♪
最近、おひとりだけ“復帰”した...、フツーの女の子に戻った彼女たちの。
ちなみに、その解散コンサートが後楽園球場で行われたのはは1978年4月、
<変態鉄>が間もなく生後1ヶ月を迎えようとしていた時である。3人の中では
ランちゃんが一番好きな<変態鉄>。
それから、調べてみたら...
この詞を書いたのは千家和也。そう、百恵ちゃんの初期、通称「青い性典」などと
呼ばれた時期の楽曲は“都倉俊一+千家和也コンビ”が手がけている。
その中で<変態鉄>が、一番気に入っているのは「ひと夏の経験」なのだが。
でも、そのあと“宇崎竜童+阿木燿子コンビ”の時代の曲が...
実働7年半で出した曲の中では、なぜか、断然「絶体絶命」が一番好きなのである。
(文中、一部、敬称略)
自宅にいるときは、大体、その頃の曲を聴いている<変態鉄>。
百恵ちゃんをテーマにすれば、それだけでブログがいくらでも書けそうなのだが...
いやいや、ここは<鉄>ブログなのである。
9時過ぎ、三宮止まりの普通車が回送となって大石駅にやって来た訳で...
2020年1月10日(金)晴れ
この駅、通過したことは何度かあるが降りるのは、もちろん初めて。
2面4線のよくあるタイプの高架駅だが...
【2020年1月10日9時06分】 阪神電鉄本線・大石駅
山側(上り線)の線に入った“復刻色編成”。
ただ、悩ましいのは向かい側のホームに行ったところで停車中のスナップは
撮れるものの、初めての被写体。やはり、<鉄>として編成全景をバッチリ
撮ることを最初に狙いたいのだが...、そうなると。
たぶん9時20分後の発車。それまで15分ほどあるはずで。
【2020年1月10日9時20分】 阪神電鉄本線・大石駅
銀色に細い黄色とブラウンの帯...が“増殖”しつつある近鉄電車の中で、
<変態鉄>にとって、これぞ「ザ・近鉄」と思える電車がやって来て。
(相変わらず、形式とか全然分からないのである。関西大手に疎い<変態鉄>)
「快急 奈良」ゆきである。阪神線内で奈良ゆきという行き先を見て、
いまだピンとこない...そんなレベルでは、<鉄>失格だろうが...。
【2020年1月10日9時07分】 阪神電鉄本線・大石駅
入線風景を自分の横で撮っていた若い“同業者さん”は、既に普通車に乗って...
次の姫路ゆきとして走る姿をどこかで撮るのだろうか!?
まったく土地勘というか、撮影地の知識がない<変態鉄>の場合、先ほどと同じ
場所で後追いで発車風景を撮るくらいしか考えつかないのである。
「大石」駅の駅名標と合わせて。阪神電車の駅名標は青地に白文字。
それと山陽電車をいっしょに撮れる明かり区間の駅は非常に限られるのである。
よく見れば、山陽3000系の側面幕は「回送 試運転」。
<鉄>以外にとって、回送だって試運転だって、どちらも確かに“Out of Service”
分けて表示しなくて良い訳で。なるほど、合理的な表示方法である。
【2020年1月10日9時24分】 阪神電鉄本線・大石駅
そして発車時刻。
下り線に転線して三宮まで回送される3030編成の姿。
三宮駅から下り姫路ゆき普通車となるのだが...
姫路までは約2時間、日中は基本的に15分サイクルの山陽電車、普通車と直特が
交互に設定されており。
そう、姫路までの長い路線、普通運用に入っている電車なら、後続の特急に乗れば
途中駅で追い越すので、その先で撮影可能になるのである。
さっそく三宮駅に戻って...
写真はないが、再びの阪神“青胴車”だった。この日、1月10日と言えば「えびす」。
飾り(?)のついた大きな笹を手に持って座っているご婦人もいて。
そんな電車で三宮駅に戻ってきたのは8時半過ぎ。
ぬぁんと...
【2020年1月10日10時40分】 山陽電鉄本線・大塩駅
パターンダイヤだと思っていたら、ちょうどタイミングが悪くて「直特」のない
ところにあたってしまって。20分近く待って9:47発の直通特急・姫路ゆき。
阪神車の運用である。須磨付近からは海を見ながら。
でも、<変態鉄>はタブレット端末で必死に撮影地を探して...
降り立ったのは大塩駅だった。15分間隔の普通車、霞ヶ丘駅で“復刻色”を追い越し
東二見駅でも先行の普通に連絡、そして、この大塩駅でも緩急接続。
ということで、単純に考えてお目当ての編成より30分ほど先行しており。
【2020年1月10日10時51分】 山陽電鉄本線・妻鹿駅
普通車は、車内の乗客も疎らで。車窓も何だか長閑な感じ。
そんな電車で降り立ったのは、妻鹿(めが)駅だった。住所で言うと既に姫路市内。
自動改札機はあるが、窓口はシャッターが閉ざされインターホンによる遠隔管理の
無人駅だった。駅舎の向こう、写真の右隅にはマンションとの間に小高い丘のような。
隣の白浜の宮駅との中間付近で、その小高い丘をトンネルで抜けている。
そのトンネルの向こう側で、神戸方面を順光で撮れる...らしいが。
郊外の住宅街...といった感じ。曲がりくねった路地を、できるだけ線路と
離れないように歩いて行くと、その“山”に突き当たる手前で県道に出て。
しばらく、その路肩を歩いて行ってから住宅街の路地に入り込むと、ネットで
見つけた撮影地はすぐに分かった。
でも...
細い路地での撮影。しかも信号やら継電器箱やら架線柱やら...
思いのほか足場が限られ。その、まさに、その撮れそうな場所には“先客”が。
ということで...
【2020年1月10日11時13分】 山陽電鉄本線・白浜の宮-妻鹿
もう少しだけ白浜の宮駅方向に県道を進めば、スーパーマーケットのような...
その手前に跨線橋があって。
電車内から見ると、何だかうまく撮れそうな気がしたのだが...
いきなり来たのは、姫路ゆき直特。かなりスピードを出す区間である。
被写体ブレは織り込み済み。お目当ての編成は4両、直通特急は6両編成。
この直線区間で、どうやら4両編成は撮れそうだが...
【2020年1月10日11時14分】 山陽電鉄本線・妻鹿-白浜の宮
そして、この地点、パターンダイヤでは下り直特と上り普通がすれ違うみたい。
でも、それを撮ろうとすれば住宅の影に入ってしまって。
う~ん、撮影地としては...
【2020年1月10日11時14分】 山陽電鉄本線・妻鹿-白浜の宮(後追い)
まぁ、せいぜい上り普通車の後追い撮影くらい...だろうか。
まもなく下り線をやってくる“復刻色編成”。はじめから“負け戦”を悟って
カメラを構える...というのも、何とも辛いものなのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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この記事へのコメント
この色です! このネービーブルー、光線の具合によって
様々に変化する不思議な青なんですよね。
妻鹿駅ですか!
山形県の女鹿駅は訪問したことがありましたが、こっちは知りませんでした。
コメントありがとうございます。
そうですね。この色こそ、山陽電車です。
それにしても自分の撮影技術では...
このネービーブルーが黒つぶれしてしまって...
なかなか悩ましい塗色でもあり、また、東西に長い山陽電車、
意外と順光でスッキリ撮れる場所が少なくて...
2日に渡って奮闘したのですが...
コメントありがとうございます。
なるほど!! 神戸は...そうですね。何と言ってもお酒が有名ですね。
「妻鹿駅」、自分も初訪問だったのですが...
飾磨駅の隣です。本文でも触れている通り、静かな無人駅です。
駅舎の写真を撮った場所は市川の堤防でもあって。
振り返って市川鉄橋を渡る姿を撮ろうかとも思ったのですが...。