90年台の「嵐電」を。<後編>

鉄道車輌の車体形状にも塗色にも流行廃りみたいなものがある。 戦前の“流線型”、戦後の“湘南顔”、塗色だってそう。“金太郎塗り”は いまでは路面電車の旧型車に残るくらいだが、広い意味では国鉄80系電車もそう、 ディーゼル動車にも多く見られた塗り方である。 長らく一般的だったのが、上半・下半で塗り分けたツートンカラー。 これも…

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